ソフトクリエイトホールディングス Media-IRフェア(日本インタビュ新聞社)

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ソフトクリエイトホールディング

 ネット通販サイト構築パッケージが主力のソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)の業績は好調に推移している。ネット通販市場の拡大が追い風であり、システム構築の競争力の高さに加えて、高付加価値サービスやアライアンス戦略も寄与して中期的に収益拡大が期待される。

■ 事 業

ネット通販サイト高知期・運用の「ECソリューション」が主力

logonado.jpg 2012年10月、純粋持株会社へ移行して社名をソフトクリエイトホールディングスに変更し、傘下に100%子会社でECソリューション事業を展開するecbeing、SI事業および物品販売事業を展開する新ソフトクリエイト、ワークフロー事業を展開するエイトレッドの3社を置いた。なお13年3月末現在の連結従業員数は340名である。

 事業セグメント別に見ると、ECソリューション事業(ネット通販サイト構築・運用・サポートなど)、SI事業(システム受託開発・ネットワーク構築など)、物品販売事業(法人向けIT機器・市販パッケージソフトウェア販売など)を展開している。前期(13年3月期)連結業績における事業セグメント別の売上構成比は、ECソリューション事業が45.1%、SI事業が22.4%、物品販売事業が32.5%である。

 主力のECソリューション事業は、ネット通販サイト構築パッケージソフト「ecbeing」の販売およびカスタマイズ、データセンターでのホスティングサービスの提供、SEO対策やリスティング広告に関するプロモーションサービスなど、ECに関する総合ソリューション事業を展開している。

 SI事業は、自社グループで開発したソフトウェア「X−point」「AgileWorks」「Assetment」「L2Blocker」の販売、および基幹系システムの受託開発、ネットワーク構築サービスなどを展開している。

 また物品販売事業は、法人顧客向けにパソコンやサーバなどのIT機器、および市販パッケージソフトウェアなどの販売を展開している。


ネット通販構築パッケージソフト「ecbeing」で国内シェア43%誇る

 主力のネット通販サイト構築パッケージソフト「ecbeing」は多彩な受注管理機能と柔軟性に大きな特徴があり、消費者を対象としたBtoC版、法人を対象としたBtoB版、複数店舗・ブランドの出店に対応したショッピングモール版、電話・FAXを含めてマルチチャネルに対応した総合通販版、そしてパソコン・スマートフォン・タブレット端末など複数デバイスに対応した豊富なラインアップで、顧客のECビジネスを支援している。

 自社グループ内にWebマーケティングやWebプロモーションなどの専門部隊を擁して、ECビジネスパートナーとして顧客のEC事業立ち上げの戦略コンサルティング(ビジネスモデル構築、競合分析、商品・コンテンツ戦略など)から、ネット通販サイトの構築(サイトデザイン制作、システム構築など)、そして運用(プロモーション、アクセス解析、サイト運用、サーバホスティングなど)まで、データセンターも保有してワンストップサービスを提供していることも強みだ。

 こうした強みは、業種・業界を問わず国内有数の大企業向けを含めて、ネット通販サイト構築実績で国内首位の750社超という実績に表れている。富士キメラ総研のネット通販サイト構築パッケージソリューション市場調査によると、2012年の市場シェアは当社が42.9%の断トツ1位で、2位のA社18.1%、3位のB社10.1%、4位のC社9.5%を大きく引き離している。

 ネット通販サイトの構築実績を積み上げたことで、ストック型ビジネスが安定収益源となっていることも特徴だ。ECソリューション事業におけるストック型ビジネスの売上構成比は約4割に達している。豊富な実績の積み上げは、さらなるノウハウの蓄積に繋がるという好循環も生んでいる。

 さらに、流通・通販企業向け基幹系業務システム構築などに豊富な実績を持つ日本ユニシスとのアライアンス効果で、ネット通販サイト構築・運用および周辺市場での一段の競争力強化が期待されるだろう。

 なお財務面で見ると無借金経営であり、自己資本比率の高さや財務の健全性の高さも特徴である。

14年3月期は2ケタの増収増益

 前期(13年3月期)の連結業績は、売上高が100億48百万円で前々期(12年3月期)に比べて13.0%増収となり、営業利益が同1.1%増の10億94百万円、経常利益が同12.6%増の12億52百万円、純利益が同16.6%増の6億45百万円だった。

 ECソリューション事業での積極的な中途採用による人件費の増加などで、営業利益の伸びは小幅にとどまったが、主力のECソリューション事業を筆頭に各セグメントとも好調に推移して2桁増収だった。経常利益は営業外での為替差益計上、純利益は特別損益での投資有価証券売却損の一巡も寄与した。

 セグメント別に見ると、ECソリューション事業は売上高が同16.2%増の45億35百万円、セグメント利益(全社費用調整前)が同4.2%減の9億88百万円、SI事業は売上高が同12.2%増の22億46百万円、セグメント利益(同)が同20.9%増の9億48百万円、物品販売事業は売上高が同9.4%増の32億66百万円、セグメント利益(同)が同2.9倍の2億29百万円だった。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しについては、ECソリューション事業の好調が牽引して売上高が前期比12.5%増の113億円、営業利益が同24.2%増の13億59百万円、経常利益が同10.1%増の13億80百万円、純利益が同10.0%増の7億10百万円としている。3期連続で最高益更新の見込みだ。

 費用面で製品機能強化に向けた開発費の増加、知名度向上に向けた広告宣伝費の増加、中途社員の積極採用に伴う人件費の増加などが利益圧迫要因となるが、ネット通販市場拡大も背景としてネット通販サイト構築需要は増加基調であり、リアル店舗とネットの統合会員管理と相互送客など、機能を一段と向上させた「ecbeingプラスワンシリーズ」が好調な見込みである。SEO対策やリスティング広告などの高付加価値サービス、顧客企業のホームページ制作、ブランディングサイト制作の新規顧客獲得なども寄与する見込みだ。

 基幹業務システムや物流システムなども含めたネット通販サイト関連市場は、ネット通販市場の拡大を追い風として、スマートフォン・タブレット端末に対応したサイト構築・運用の需要が拡大基調である。クラウドサービスの普及も後押し要因だろう。製品競争力の高さや市場シェア1位の優位性に加えて、さらなる高付加価値サービスの投入、資本・業務提携した日本ユニシスとのアライアンス戦略も寄与して、中期的な収益拡大が期待されるだろう。



ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)

株価は5月高値798円に接近、指標割安

 株価の動き(7月1日付で株式3分割のため以前は修正株価)を見ると、市場全体が波乱となった影響も受けて5月23日の年初来高値798円から急反落し、6月7日には583円まで調整する場面があった。しかし6月7日の安値をボトムに急反発して700円台を回復し、5月の高値に接近している。

 7月23日の終値709円を指標面(株式3分割換算後)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円29銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間17円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS401円55銭で算出)は1.8倍近辺である。

 週足チャートで見ると5月の高値から一旦は反落したが、13週移動平均線がサポートラインの形であり、大勢としての強基調に変化はないようだ。月足チャートで見ても上昇トレンドを維持している。指標面に割高感はなく、中期的な成長期待も強い。700円台での短期調整を挟んで上値追いの展開が想定され、好業績を確認しながら1000円大台が視野に入るだろう。


日本ユニシスと資本・業務提携で飛躍

GD051.JPG 1983年5月、東京・渋谷にパソコンショップ「ソフトクリエイト」を開店して旧ソフトクリエイト(2012年10月、純粋持株会社へ移行して現ソフトクリエイトホールディングス)を創業した。

 1985年、ソフトウェア受託開発のSI(システムインテグレーション)事業をスタートさせた。その後1993年にネットワーク構築保守サービスを開始し、1999年にはネット通販サイト「特価COM」の開設。2000年にはネット通販サイト構築のパッケージソフトウェア「ecbeing」の販売を開始するとともにサーバセンターを創設してホスティングサービスも開始し、EC(電子商取引)ソリューション事業の成長期に入った。

 資本面で見ると、2004年に第三者割当増資によってオービックビジネスコンサルタント<4733>と資本提携した。2005年4月に大証ヘラクレス市場に新規上場し、2008年12月に東証2部市場、2011年3月に指定替えで東証1部市場に上場した。そして2012年10月、純粋持株会社へ移行してソフトクリエイトホールディングスに社名変更した。

 2013年5月には、日本ユニシス<8056>に対する自己株式の第三者割当(自己株式処分21万8000株)を実施して資本・業務提携した。日本ユニシスは当社株式保有比率4.78%の第5位株主となった。ネット通販サイト構築事業分野における戦略的パートナーとして、当社のWebプロモーションやネット通販サイト構築・運用ノウハウと、日本ユニシスが有する流通・通販企業向け基幹系業務システム構築ノウハウなどとの連携を強化して、競争優位性を一段と高める方針だ。

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ソフトクリエイトホールディングスのIRフェア


7月1日付で
株式3分割実施
今期配当年17円
株主優待も

 ソフトクリエイトホールディングスの配当については配当性向30%を基本としている。前々期(12年3月期)は年間40円(第2四半期末20円、期末20円)(配当性向30.5%)を実施し、前期(13年3月期)は前々期に比べて5円増配の年間45円(第2四半期末20円、期末25円)(配当性向29.6%)を実施した。

 今期(14年3月期)の配当予想については、5月9日の決算発表時点では前期に比べて5円増配の年間50円(第2四半期末25円、期末25円)(配当性向31.9%)と発表したが、5月21日に株式分割と、株式分割に伴う今期配当予想の修正、および株主優待制度の一部変更を発表している。7月1日を効力発生日として1株を3株に株式分割し、今期配当予想を年間17円(第2四半期末8円50銭、期末8円50銭)に修正した。株式3分割を換算した前期の15円に比べて2円の増配となる。

 なお株主優待制度(単元株数100株)については、所有株式数に応じて年間1000円分〜6000円分のオリジナル・クオカードを贈呈し、長期保有の株主に対しては、さらにクオカードが年間500円分〜1000円分上乗せされる。株式3分割に伴って所有株式数が修正され、株式分割後に100株以上300株未満を保有する株主に対しても、新設分として年間1000円分のクオカードを贈呈することとした。

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