トレジャー・ファクトリー Media-IRフェア(日本インタビュ新聞社)

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【事業】

 首都圏を中心に2業態を展開。その一つ、総合リユース業態「トレジャーファクトリー」では、電化製品、家具、贈答品、ブランド品、スポーツ品、小物雑貨など幅広いジャンルのリユース品を取り扱い、ひとつの店舗でワンストップで売り買いすることができる。もう一つの業態が、ファンションの視点で取り揃えた新感覚の衣料、服飾専門のセレクトショップ「トレジャーファクトリースタイル」。

 また、店舗展開に加えインターネットを介して全国の顧客から買取を行う宅配買取やインターネット販売などのEC事業にも力を入れている。

 「モノを大切にする日本人の心は昔も今も変わらない。昔は、買ったあとに仕舞い込んで、結局、数年経ってから捨てていた。今は、仕舞い込むのではなく再利用することで省資源にも役立っています。今後も価値の再生工場としてお役に立っていきます」と、創業者の野坂英吾社長は語る。

総合リユースとニーズセレクトショップの2業態を展開

 首都圏を中心に総合リユース業態「トレジャーファクトリー」と、ユーズセレクトショップ「トレジャーファクトリースタイル」の2業態を展開。また、店舗展開に加えインターネットを介して全国の顧客から買取を行う宅配買取やインターネット販売などのEC事業にも力を入れている。

 「モノを大切にする日本人の心は昔も今も変わらない。昔は、買ったあとに仕舞い込んで、結局、数年経ってから捨てていた。今は、仕舞い込むのではなく再利用することで省資源にも役立っています。今後も価値の再生工場としてお役に立っていきます」と、創業者の野坂英吾社長は語る。

先発の強さとPOSシステムでの販売管理に強さ

 今年で創業17年。早くから、日本におけるリユースの成長性に着目、先発の強さがある。父の仕事の関係で2〜10歳までシンガポールで過ごした経験が根底にあった。

 衣料、家電、家具、雑貨など商品を幅広く扱っているため総合店で1店舗のアイテム数が2〜3万アイテム、服飾で2万アイテムと多い。季節性、地域性などによって好みも変わってくる。このため、リユース業界では導入が困難といわれていたPOSシステムを早くから導入、売れ筋商品等の管理に強みを発揮している。

 トレジャー・ファクトリーの今期13年2月期第2四半期決算は、売上高37億59百万円(前年同期比13.9%増)、営業利益2億71百万円(同38.9%増)、経常利益2億76百万円(同27.9%増)、純利益1億54百万円(同68.5%増)と2ケタ増収大幅増益。

 既存店の売上高は、東日本大震災の影響で売上が低下した前年からの反動もあり前年同期比4.6%増であった。

 利益面に関しては、売上総利益率は66.8%となり、前年同期比1.4%アップ。返品調整引当金戻入額の影響により差引売上総利益率は前年同期比1.9%上昇し、66.7%となった。販管費率は前年同期比0.6%上昇したものの、経常利益率は7.4%となり、前年同期比0.8%上昇している。

 四半期毎の売上高、営業利益は、第1四半期19億92百万円(同20.1%増)、2億25百万円(同53.0%増)、第2四半期17億67百万円(同7.7%増)、45百万円(同6.3%減)となっている。

■直営店の衣料・服飾雑貨売上高は前年同期比34.3%増

 商品別仕入実績は、生活雑貨1億27百万円(同6.6%減)、衣料・服飾雑貨8億9百万円(同38.9%増)、電化製品2億30百万円(同24.4%減)、家具73百万円(同16.8%減)、ホビー用品70百万円(同7.1%増)、その他52百万円(同52.3%増)となり、総仕入実績は13億63百万円(同12.5%増)。衣料・服飾雑貨、ホビー用品、その他の仕入れは増加した一方、生活雑貨、電化製品、家具が減少した。中でも地デジの駆け込み需要が前期にあったことから今期は電化製品は大幅に減少した。

 直営店の商品別販売実績は、生活雑貨3億89百万円(同6.4%減)、衣料・服飾雑貨20億60百万円(同34.3%増)、電化製品7億34百万円(同9.6%減)、家具3億16百万円(同0.1%減)、ホビー用品2億9百万円(同11.3%増)であった。FC事業の売上高は14百万円(同61.1%増)、その他事業は18百万円(同152.4%増)と共に大幅増収となっている。

 既存店の状況は、売上高4.6%増、売上総利益率5.7%増、営業利益10.8%増、買取件数8.4%増、販売件数9.4%増となっている。しかし、1件当りの販売単価は2,683円と前年同期比で123円減。

■今後は出店エリアを徐々に拡大

 今期の取り組みとしては、年間10店前後の新規出店を目指す、既存点の収益力強化、ポイントサービスを活用した販売・買取促進の取り組み、他社提携やインターネット活用による買取強化、新規事業への取り組みの5つを掲げている。

 新規出店については、上半期に4店舗出店し、9月に秦野店を出店していることからほぼ計画通りに推移している。基本戦略としては、総合リユース業態の「トレジャーファクトリー」は首都圏での出店を継続し、一方で中部、関西への多店舗展開を目指す。更に、服飾専門リユース業態の「トレジャーファクトリースタイル」はニーズが旺盛であることから首都圏での出店余地は十分にあると見ている。今後は出店エリアを徐々に拡大し、北関東や中部、関西エリアも積極的に検討し、新規エリアでの展開を目指すとしている。

■売上総利益率は0.6ポイントアップ

 既存店の収益力強化に関しては、四半期毎の売上総利益率を比較すると第1四半期67.2%と前年同期比0.3ポイントアップ、第2四半期は66.0%と1.1ポイントのアップ、第2四半期累計期間では66.6%と0.6ポイントアップ。収益力強化については、成果を出しているといえる。この主な要因は、原価率の高い業者仕入れを抑制したことと、値下げ販売を抑制したことによる。また、広告宣伝については、インターネット、Web広告を採用して、効率化を図っている。

 他社提携やインターネット活用による買取強化に関しては、他社との提携は引き続き行っていきながら、買取の強化を行っていく。一般の消費者からの買取強化により、利益率の改善にもつながっている。

 新規事業への取り組みについては、ブランドファッションのレンタルは、ちょうど2年経過している。足元は確りとしている。

 今期13年2月期通期業績予想は、売上高37億59百万円(前年同期比13.9%増)、営業利益2億71百万円(同38.9%増)、経常利益2億76百万円(同27.9%増)、純利益1億54百万円(同68.5%増)と増収大幅増益を見込む。

 株価は、昨年8月28日に昨年来の高値1258円と買われた後、10月17日安値854円、11月14日安値851円と売り直されて下値確認から1月15日高値1125円と上昇。その後、1050円を軸としてもみ合いが続いているが、1000円処を下値として固め、2月決算期越えによる処分売りを吸収し、13週移動平均線がサポートラインとして意識された感がある。

 足元の業績、前13年2月期売上高は82億3100万円(前期比14.2%増)、営業利益は6億1100万円(同7.2%増)、経常利益は6億1700万円(同3.9%増)、純利益は3億3900万円(同14.9%増)と連続最高益更新を見込んでいる。前期予想PER8倍台と割安感があるほか、13年2月期決算の発表は4月12日とまだ先だが、増収増益が観測されており買い安心感がある。また、月足では三角保ち合いを形成しており、待ち伏せ買い妙味が増しており、好狙い場となろう。

横浜市で創立

 平成7年(1995年)に横浜市で創立、平成11年(1999年)12月に株式会社へ組織変更し設立。平成7年に同社第一号店となる総合リサイクルショップ「トレジャーファクトリー足立本店」を開店。首都圏中心に合計60店舗。

 平成19年に東証マザーズへ上場。現在では直営店「トレジャーファクトリー」42店、「トレジャーファクトリースタイル」14店の計56店、FC店が「トレジャーファクトリー」4店の合計60店舗体制となっている(2012年4月末)。

社長メッセージ

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.平成24年2月期上期、大幅増益を達成

平成24年2月期上期は、売上高が前年同期比11.6%増、経常利益が同52.3%増、四半期純利益が同13.3%増となりました。売上は、東日本大震災の影響から3月単月は落ち込んだものの、4月以降は回復し、上期全体では概ね順調に推移しました。利益面では、売上総利益率と販売費及び一般管理費比率がいずれも改善し、大幅増益を達成することができました。

利益面の改善に引き続き取り組む

当社は、新店の継続出店を行いながら、既存店の収益力をいかに改善していくかを重要なテーマと考えています。この上期は、既存店の売上総利益率を前年同期に対し0.5%改善することができましたが、これは、買取時に一品一品の評価を適正に行い、売価設定をするということを徹底した結果であります。
また、震災直後から、全社的な費用抑制にも取り組み、販売費及び一般管理費比率を前年同期に比べ0.9%低下させることができました。これは、節電の取り組みにより水道光熱費が減少したことや広告宣伝費を抑制したことなどが要因であります。広告宣伝については、インターネットを活用した広告を強化することにより、従来よりも費用対効果の高い広告活動ができております。下期も引き 続き、これらの利益率改善への取り組みを徹底してまいります。

新規出店エリアの拡大

当社は、一都三県に直営店を53店(平成23年10月末時点)、福島県にFC店を3店展開しております。今後は、直営店を一都三県以外の地域にも積極的に出店し、より多くのお客様に当社のリユースサービスをご利用いただきたいと考えております。出店地域が広がることにより、新たな課題も出てまいりますが、それを確実に解決し、出店エリア拡大を実現していくことが次のテーマであります。

常に改善に取り組み、新しいことにチャンレジンし続ける

下期に入っても、たくさんのお客様に当社のリユースサービスをご利用いただいております。店頭でお客様の動向を見て感じることは、リユースの裾野がどんどん広がっていることです。
当社は「トレジャーファクトリーは人々に喜び・発見・感動を提供します」という経営理念のもと、お客様に安心してご利用いただくことができ、そして常に「喜び・発見・感動」を感じていただける店作りを進めてまいります。
そして、今後も世の中の変化を敏感に捉え、新しいことにチャレンジし続けることにより、さらなる成長を目指し邁進してまいります。

株式会社トレジャー・ファクトリー
代表取締役社長.

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「モノ」にもう一度
価値を与える「宝物の工場」

 「モノ」は持ち主に必要のなくなった時点で価値が失われる。その「モノ」に、もう一度価値を与え、世の中に送り出していく工場の役割を果たしたいとの想いが込められている。トレジャー=宝物、ファクトリー=工場で、「宝物の工場」という意味。

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