| 企業決算情報 |
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| 非鉄金属・希少金属の専門商社 |
アルミ・銅の「堅実収益」と、レアメタルやM&Aの「成長路線」
中計「ローリング」で展開
アルコニックス<3036>(JQ)は、アルミ、銅、ニッケルなど、非鉄金属・希少金属の専門商社である。社名は、これら同社が扱っている商品「アルミ+銅(コパー)+ニッケル」に、「X(未知への飛躍)」を加えた造語だ。
2007年3月期連結決算は、売上高1727億8100万円(前年比35・4%増)、経常利益19億1000万円(同57・3%増)、純利益10億7600万円(同84・6%増)の増収増益。1株利益は同176円74銭増の448円50銭で着地した。
主要客先である、自動車、家電、IT産業などの需要が引き続き伸長した。今後も、これらの旺盛な需要は続くと見られる。また、世界的に、アルミ・銅の地金市況は引き続き高値で推移しており、チタンやニッケルといったレアメタル・レアアースの市況も需給逼迫から、高値で取り引きされている。
レアアースとは、ネオジムなどの「希土類元素」のこと。レアメタルとともに、携帯電話やパソコンなどのIT向け製品および、ハイブリッドカー向けを含むモーター用磁性材料として必要不可欠なものだ。もともと産出国・産出量が少ないうえ、最近は先進国だけでなく、新興国・途上国でも需要が伸びており、資源ナショナリズムの観点からも、相場は上がる一方だ。
ここに同社の高収益の理由がある。
銅やアルミなど、伝統的な非鉄金属分野では、双日の販社時代からの実績と、世界中に構築されたネットワーク。一方で、双日からの独立後、レアメタル・レアアース分野やリサイクル分野などの新事業を育成するとともに、国内外で積極的なM&A展開で規模の拡大も図っている。つまり、安定成長と高成長事業を組み合わせた、ユニークなビジネスミックスが強みとなっているのだ。
また、大口株主は、双日(2768)、神戸製鋼所(5406)、キッツ(6498)といった関連優良企業のほか、信託口、都銀、従業員持株会など堅い。買い安心感も充分だ。
今期のトピックとしては、「中期経営計画ローリング」が挙げられる。従来策定していた、2006〜08年度の3年間の中計を、大幅に上方修正し、2007〜09年度の3年間の新・中計を策定したものだ。2010年3月期目標を、売上高2086億円、経常利益25億円、純利益14億円とした。
今後も、環境の変化へ迅速に対応し、スピーディな意思決定を図り、3年間の中計を、1年ごとに更新する「ローリング方式」を採用する。そのため、右の計画も、市況などの状況によって、さらに上ブレする期待も大きいわけだ。
2008年3月期の連結業績予想は、売上高1873億9200万円(前年実績比8・5%増)、経常利益19億8200万円(同3・7%増)、純利益11億1400万円(同3・4%増)、1株利益460円14銭を見込んでいる。
ただ、前期は数次にわたり、上方修正を出している。そのため、市況等にもよるが、今期も上ブレが期待されている。
配当金は、前期実績は55円に記念配10円で、65円だった。今期は普通配当だけで65円を予定している。
2006年4月の上場以来の株価を見ると、短期的には上下しながらも、下値を切り上げてきた。つまり、中期的には上昇トレンドを描いているということだ。業績の上昇と相俟って、株価も中長期で上昇が期待される銘柄である。 |
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