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ラクーン<3031>(東マ)の07年4月期業績の売上高は、前回予想を6600万円下回る33億3400万円(前回予想34億円)、経常損益は前回予想を1億6700万円改善する2億300万円の損失(同3億7000万円の損失)、純損益は1億9500万円改善し3億500万円の損失(同5億円の損失)と売上高は減額ながら赤字幅を大幅に縮小し、中期経営戦略の予想を上回る結果となった。
アパレル業界のB to B市場をネット市場に取り込んだ「スーパーデリバリー」は画期的なものであるが、業界の競争は年々激化している。そこで、経営基盤を強固とするため、顧客の早期囲い込みを図る中期経営戦略を昨年10月10日に発表した。広告宣伝費を5億円積み増しし、小売店獲得に全力を上げるとともに、企業が出展しやすいように費用を一括40万円から月額4万円に変更した。料金体系の変更により、前期、今期の最終利益が赤字と従来の黒字予想を覆す厳しいものである。しかし、中期経営戦略を実施したことで、月単位の会員小売店増加数は230店から491店と倍増している。特に3、4、5月は761店と従来の3.3倍ペースで増加していて、経営戦略の正当性が実証されているといえる。
08年4月期業績予想は、売上高55億円(前期比64.9%増)、経常損益1億8000万円の損失(前期2億300万円の損失)、純損益1億8200万円の損失(同3億500万円の損失)を見込んでいる。
中期経営計画の数値目標と比較すると売上高は達成しているが、経常損益で1000万円、純損益で1200万円の赤字増となっている。この要因は、出展企業数の増加に伴い6月1日より大阪支社を開設するためである。しかし、大阪支社の今期売上高は現段階で、具体的数値を把握できないことから計上せず、費用のみを計上しているとのこと。堅めの業績予想と思われる。
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