戸建住宅企業特集
戸建住宅特集

注目の戸建住宅企業4社をピックアップ検証

全建築物の着工床面積の減少幅は縮小

建設指数 戸建住宅をはじめ建築業界はサブプライムローン、改正建築基準法の影響等で、暴風雨に巻き込まれた状態と言われほど厳しい環境となっている。
 国土交通省の「建築着工統計調査」では、ことし3月の全建築物の着工床面積は1326万平方メートルと9ヶ月連続の減少だったが、しかし、減少率は3.1%と2月の15.0%減少に比べると減少幅は縮小し悪い中にも明るさが見えている。飲食店・宿泊、医療・福祉関連は減少しているものの、製造業、情報通信、卸・小売、金融・保険などは2ケタの増加となっている。
 実際、業種別の株価チャートで見ると、「建設」指数は3月に安値438ポイントをつけた後、現在520ポイントまで急速に戻している。
 一方、「住宅着工統計」では、3月の新設住宅着工戸数は8万3991戸と前年同月に比べ15.6%減少し9ヶ月連続の減少となっている。年率換算では108万8千戸。
 そこで、栃木県、東京都、大阪府、兵庫県の代表的な戸建住宅企業4社をピックアップし、業績を見た。

■「戸建住宅」関連銘柄 (順不同)

グランディハウス 新商品の投入や新規分譲地の供給の遅れが響く

●グランディハウス<8999>(東2)
グランディハウスホームページ 1991年の創業で、その後順調に業績を伸ばして05年12月に東証2部に上場したグランディハウスは、栃木県宇都宮市を地盤に茨城、群馬、千葉県を営業エリアとする建売、注文住宅の建築・販売企業である。
 木造住宅の長所を活かし、一方で斬新な空間デザインを大胆に取り入れ、これまでの住宅の枠にとらわれないアイデアを随所に活かした「新世代木造住宅」が人気を呼んでいる。また、大規模な分譲地には、緑の植栽とインターロッキングの施された「グランディプロムナード」と名づけた遊歩道を設け、住民の憩いと集いのスペースとして好評である。更に、国内導入実績はわずか10台というコンピュータ制御の最新鋭オートメーションマシーンにより、高い基準の精度と高スピードで、柱や梁をはじめ住宅木材のプレカットを一貫して行えるプレカット工場設備も整え、高品質の木造住宅建築を提供している。
 しかしながら、前08年3月期連結業績予想は、新商品の投入や新規分譲地の供給が遅れたことが要因となり、売上高195億円(前々期比12.2%減)、経常利益15億円(同50.4%減)、純利益8億5000万円(同51.0%減)の2ケタ減収、大幅減益を見込む。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.05 |特集

ファースト住建 08年10月期業績予想は減収減益を見込む

●ファースト住建<8917>(大証2)
ファースト住建ホームページ 旧飯田建設加古川支店がのれん分けで99年に独立したのが始まり、その後業績を伸ばし03年9月に大証2部に上場する。兵庫・大阪をメインに「良質な住まいを低価格で」を最大のテーマとして戸建住宅の建築・販売を行っている。営業エリアは、兵庫、大阪を主に京都、奈良、滋賀にも広がっている。
 2月29日に第1四半期(11月〜1月)までの業績を発表しているが、売上高79億200万円(前年同期比24.6%減)、経常利益3億9800万円(同59.8%減)、純利益2億3100万円(同60.5%減)と大幅減収減益であった。
 原因としては、販売棟数が減少したことに加え、木材を中心とする資材価格の高騰により、従来より利益率が低下したことを挙げている。
 今08年10月期業績予想は、売上高450億円(前期比3.2%減)、経常利益28億円(同18.1%減)、純利益16億円(同20.9%減)と減収減益を見込んでいる。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.05 |特集

三栄建築設計 中間期業績は大幅増収増益、通期も増収増益を見込む

●三栄建築設計<3228>(名セ)
三栄建築設計ホームページ 93年の創業で、12坪、13坪といった狭い土地に木造3階建ての住宅を建ててきた。手掛けた住宅は、全てがオリジナルなものであることから人気を呼び、業績は拡大の一方。06年9月に名証セントレックス市場に上場。本社は東京の西荻窪。支店は千葉の市川、埼玉の浦和、神奈川の横浜の3箇所。
 08年8月期中間期業績が4月15日に発表されている。売上高116億2600万円(前年同期比58.1%増)、経常利益8億5400万円(同38.5%増)、純利益4億4900万円(34.6%増)と大幅増収増益である。
 東京に本社のある同業の東栄住宅<8875>(東1)、飯田産業<8880>(東1)、創建ホームズ<8911>(東1)が共に下方修正を発表していたことから、同社だけが目立つ結果となった。
 08年8月期の業績予想は、売上高272億3600万円(前期比33.5%増)、経常利益19億9100万円(同6.9%増)、純利益10億7500万円(同6.6%増)と増収増益を見込んでいる。
 同社のみが、逆境の中で、唯一最高益更新を見込む企業。

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.05 |特集

誠建設工業 08年3月期連結業績予想は減収減益

●誠建設工業<8995>(大2)
誠建設工業ホームページ 大阪府堺市を地盤とする分譲住宅会社。創業は1977年6月と歴史は古いが、大証2部上場は06年2月である。事業構成は、分譲住宅事業、注文住宅事業、リフォーム事業の3事業からなっている。
 分譲住宅事業では、地元の不動産業者、金融機関などからの情報をもとに土地を仕入れ、自社で設計・施工している。販売はグループの販売会社が行っている。価格帯は2000万円から3000万円。注文住宅は堺市に3つの展示場を構え、顧客に理想のプランを提案している。
 前08年3月期業績は、サブプライムローン、改正建築基準法の影響を受け、11月13日の中間発表時に通期連結業績予想の下方修正を行っている。売上高72億3500万円(前々期比7.5%減)、経常利益2億8900万円(同51.9%減)、純利益1億5800万円(同54.0%減)と減収減益を見込んでいる。

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