| 地合の悪さからインカム銘柄の魅力増す |
日本国内の景況感が急速に失速し始めている。原油や農産物価格の高騰、それに伴う各製品の物価及びサービス価格の上昇が進み、その一方で今夏のボーナス支給額が前年割れするなど、所得の伸び悩みが見え始めている。
総務省が発表済の7月の完全失業者数は256万人と1年前に比べ22万人増加、同月の完全失業率は4.1%(季節調整値)と、2006年9月以来の高水準となっている。さらに厚生労働省が発表済の同じ7月の有効求人倍率(同)も前月から0.02ポイント下がって0.89倍と8ヶ月連続の減少。雇用の先行きを示すとされる新規求人数は前年同月比13.5%減。もはや雇用面・所得面から見ても日本の今後の先行きが憂慮される事態に直面している。
さらに法人を見ても、今4〜6月決算で東証1部上場企業の約60%が経常減益・赤字転落を余儀なくされたほか、全体でも売上高こそ前年比増収となったが、経常利益は15.8%減、最終利益も21.3%減と今1〜3月期より減益幅拡大を余儀なくされた。円高と外需不振に直面した輸出産業の打撃が特に大きかった。
このように内需・外需とも後退感が増す中では地合の悪い展開が続いても仕方がない。既に円高・株安局面に入った感があるが、アーバンコーポレーション<8868>(整理)の民事再生手続きに伴う上場廃止決定により、これを一つの契機として今後、業績悪化企業に同様の事態が起こり得る可能性も考えられる。そうなればいっそう相場を冷え込ませる危険性を秘め下ブレ懸念は払拭出来ない。結果として、キャピタルゲインを狙える銘柄は必然的に限られてくるであろう。
| 銘柄名 | コード | 配当+優待利回り(08/19) |
|---|---|---|
| ソフトクリエイト | 3371 | 配当+優待利回り=3.67%+2.45%=6.12% |
| あきんどスシロー | 2781 | 配当+優待利回り=1.77%+1.52%=3.29% |
| アズワン | 7476 | 配当+優待利回り=2.11%+1.37%=3.48% |
| アタカ大機 | 1978 | 東証1部銘柄平均配当利回り=1.95%(今期予想) |
| アサックス | 8772 | 配当+優待利回り=3.35%+10.15%=13.50% |







