2008年9月 配当+株主優待銘柄特集
高配当銘柄特集 2008.08

安定株主構築に向けて還元・導入に前向きな企業増える


地合の悪さからインカム銘柄の魅力増す

 日本国内の景況感が急速に失速し始めている。原油や農産物価格の高騰、それに伴う各製品の物価及びサービス価格の上昇が進み、その一方で今夏のボーナス支給額が前年割れするなど、所得の伸び悩みが見え始めている。
 総務省が発表済の7月の完全失業者数は256万人と1年前に比べ22万人増加、同月の完全失業率は4.1%(季節調整値)と、2006年9月以来の高水準となっている。さらに厚生労働省が発表済の同じ7月の有効求人倍率(同)も前月から0.02ポイント下がって0.89倍と8ヶ月連続の減少。雇用の先行きを示すとされる新規求人数は前年同月比13.5%減。もはや雇用面・所得面から見ても日本の今後の先行きが憂慮される事態に直面している。
 さらに法人を見ても、今4〜6月決算で東証1部上場企業の約60%が経常減益・赤字転落を余儀なくされたほか、全体でも売上高こそ前年比増収となったが、経常利益は15.8%減、最終利益も21.3%減と今1〜3月期より減益幅拡大を余儀なくされた。円高と外需不振に直面した輸出産業の打撃が特に大きかった。
 このように内需・外需とも後退感が増す中では地合の悪い展開が続いても仕方がない。既に円高・株安局面に入った感があるが、アーバンコーポレーション<8868>(整理)の民事再生手続きに伴う上場廃止決定により、これを一つの契機として今後、業績悪化企業に同様の事態が起こり得る可能性も考えられる。そうなればいっそう相場を冷え込ませる危険性を秘め下ブレ懸念は払拭出来ない。結果として、キャピタルゲインを狙える銘柄は必然的に限られてくるであろう。

銘柄名 コード 配当+優待利回り(08/19)
ソフトクリエイト 3371 配当+優待利回り=3.67%+2.45%=6.12%
あきんどスシロー 2781 配当+優待利回り=1.77%+1.52%=3.29%
アズワン 7476 配当+優待利回り=2.11%+1.37%=3.48%
アタカ大機 1978 東証1部銘柄平均配当利回り=1.95%(今期予想)
アサックス 8772 配当+優待利回り=3.35%+10.15%=13.50%
 そこで注目したいのが高配当・魅力的な株主優待を実施しているインカムゲイン銘柄である。相場に左右されない、確実に得られる点も日本人の気質に合った還元といえる。優待人気を発行体企業も実感しており、既に全上場企業の約25%強が株主優待を実施しており、そうした企業の中には非常に魅力的な還元を行っているところも多い。銀行預金も以前低利が続く環境の中、そうした魅力的なインカム銘柄でまだ間に合う9月末権利確定銘柄(最終権利確定日9月24日)をピックアップしてみたい。(Media-IR)

■まだ狙える魅力的な配当+優待銘柄 (順不同)

ソフトクリエイトは直近PERも6倍台半ばと割安感強く投資妙味は高い

●ソフトクリエイト<3371>(HC) 売買単位=100株
ソフトクリエイトホームページ eコマース(電子商取引)サイト構築パッケージやウェブフォームでの事務書類データベース化ソフトの開発・販売を主力事業とする。
 eコマースサイト構築パッケージ「ecbeing」やウェブフォーム・ワークフロー「X−point」、不正接続PC検知・排除システム「L2Blocker」の販売がEC市場の拡大や日本版SOX法施行に伴うシステム投資増加の恩恵を受け予想以上に伸長。また関西支社を大阪に設立、関西圏における新規受注活動を活発化させていることも業績を後押ししている。内部統制システム需要の増加と販路拡大を受けて、前述「X−point」や大規模ユーザー向けに開発された「Agile Works」の販売強化を図る。
 以上の結果、今09年3月期売上高は110億円(前期比7.4%増)、営業利益は10億9800万円(同8.2%増)、最終利益は6億円(同3.6%増)と過去最高益を更新する見込み。今中間期末株主を対象に株主優待制度を新設。インカム銘柄としていっそうの魅力を増している。直近PERも6倍台半ばと割安感強く投資妙味は高い。

☆決算期(8月)
年間配当=3000円
配当利回り=3・67%(817円・9月5日終値時点)
配当+優待利回り=3.67%+2.45%=6.12%(同)

☆株主優待(権利確定 9月末・3月末)
・QUOカード
  100株以上 1000円分
  500株以上 2000円分
 1000株以上 3000円分
※平成20年9月30日現在の株主名簿又は実質株主名簿に記載又は記録された株主様より実施。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08 |特集

あきんどスシローは業績拡大が続く

●あきんどスシロー<2781>(東2) 売買単位 100株
あきんどスシローホームページ 関西圏中心に「あきんど」「スシロー」ブランドで回転寿司店をチェーン展開する。2001年には首都圏、翌02年には中部圏への進出も果たし、今期は東北圏(今3Q時点で3店舗)、九州圏(同2店舗)及び北陸圏(同2店舗)にも初進出を達成、全国展開を急速に進めている。
 全店直営店として運営することで徹底した衛星管理・品質管理に強みを発揮しており、ファミリー層をターゲットにした200席規模の大型店舗を展開することで、混雑時の待ち顧客逃避の回避に成功している。
 今08年9月期は新規出店効果(今3Q時点で合計12店舗出店)で売上高は648億3700万円(前期比9.7%増)、営業利益は36億5800万円(同30.6%増)、最終利益は15億9600万円(同48.1%増)を見込み業績拡大が続く。

☆決算期(9月)
年間配当=3500円
配当利回り=1.77%(1980円・9月5日終値時点)
配当+優待利回り=1.77%+1.52%=3.29%(同)

☆株主優待(権利確定 9月末)
・図書カード
  100株以上 3000円相当
  500株以上 5000円相当
 1000株以上10000円相当
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08 |特集

アズワンはWEB企画部を新設し、カタログとインターネットが連動

●アズワン<7476>(東大1) 売買単位 100株
アズワンホームページ 理化学機器・用品の卸売業でトップクラスの企業。カタログ販売を主力としており、研究施設や食品業界、病院・介護施設向けが中心。
 07年9月に発刊した研究・産業機器部門の主力カタログ及び病院・介護施設向けパンフレットが今期通年で寄与するほか、08年5月には病院・介護施設向け主力カタログを発刊、病院・介護部門の大幅な売上増につながっている。またWEB企画部を新設し、カタログとインターネットを連動させることでシナジー効果を追求していく方針。
 結果、今09年3月期売上高は485億8000万円(前期比5.4%増)、営業利益が55億2000万円(同2.4%増)、最終利益は31億3000万円(同1.0%増)を見込む。

☆決算期(3月)
年間配当=4600円
配当利回り=2.11%(2185円・9月5日終値時点)
配当+優待利回り=2.11%+1.37%=3.48%(同)

☆株主優待(権利確定 9月末)
・アズワングルメセレクション(有名百貨店選択型ギフト)
  100株以上  3000円相当
※カタログ掲載の25品目の中から1品選択
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08 |特集

アタカ大機の受注高は大幅に増加

●アタカ大機<1978>(東大1) 売買単位 1000株
ウェブアタカ大機株式会社 日立造船<7004>(東大1)系の環境装置事業・建設事業会社。
今期、100%子会社の東京エンジニアリング工業びエース建工を吸収合併、さらに親会社である日立造船の水処理事業を経営統合したことで事業規模が拡大。それに伴い主力の汚泥再生処理センターや海外向け大型海水電解装置、フィルタープレス等のろ過・脱水機の受注が好調に推移している。また建設事業においても日立造船向けの大型工場建設工事をはじめ、受注高は大幅に増加している。
 今09年3月期売上高は370億円(前期比6.8%増)、営業利益は6億円(同8.5%増)、最終利益は4億5000万円(同19.0%増)を見込む。

☆決算期(3月)
年間配当=6000円
配当利回り=2.48%(242円・9月5日終値時点)
(参考)東証1部銘柄平均配当利回り=1.95%(今期予想)

☆株主優待(権利確定 9月末・3月末)
・お米券(3kg)  1000株以上対象
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08 |特集

アサックスは直近PER7倍弱と割安感強く、投資妙味は高い

●アサックス<8772>(東1) 売買単位 1株
不動産担保ローン(不動産ローン)のアサックス 不動産担保ローン専業のノンバンク。
 不動産市況自体は軟調推移であるが、同社は現在の相場を前期に既に予想していたため、初期審査に加え、途上審査も強化したことで与信コストの削減に成功。一方で貸倒れリスクの軽減を目指し一般事業者等、エンドユーザー向け貸付のウェイトを高めたことで今第1四半期時点での営業貸付金残高は前期比3.2%増と順調に増加している。
 今09年3月期営業収益は66億3600万円(前期比7.5%増)、営業利益は34億5200万円(前期比3.5%増)、最終利益は19億2400万円(前期比3.7%増)を見込む。9/5ザラ場に年初来安値を更新しているが、見方を変えれば今が底値圏であり、直近PER7倍弱と割安感強く、投資妙味は高い。
因みに、今期は300円の増配(年間3300円)を予想。

☆決算期(3月)
年間配当=3300円
配当利回り=3.35%(98500円・9月5日終値時点)
配当+優待利回り=3.35%+10.15%=13.50%(同)

☆株主優待(権利確定 9月末・3月末)
・QUOカード
  1株以上  5000円分
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.09 |特集