2008年10月 配当+株主優待銘柄特集
高配当銘柄特集 2008.08

安定株主構築に向けて還元・導入に前向きな企業増える


マーケット低迷時に魅力増すインカム銘柄

  日本国内の景況感が急速に失速し始めている。農産物やその他原料価格の高騰、それに伴う各製品の物価及びサービス価格の上昇が進み、その一方で今夏のボーナス支給額が前年割れするなど、今後の可処分所得の減少懸念が深まっている。
 総務省が発表済の8月の完全失業者数は272万人と1年前に比べ23万人増加、同月の完全失業率は4.2%(季節調整値)と前月比0.2%上昇し、2006年9月以来の高水準となっている。さらに厚生労働省が発表済の同じ8月の有効求人倍率(同)も前月から0.03ポイント下がって0.86倍と9ヶ月連続の減少、特に正社員有効求人倍率は前年同月を0.08%下回る0.53倍と低下の一途を辿っている。雇用の先行きを示すとされる新規求人数は前年同月比21.3%減。もはや雇用面・所得面から見ても日本の今後の先行きが憂慮される事態に直面している。
 さらに法人を見ても、今4〜6月決算で東証1部上場企業の約60%が経常減益・赤字転落を余儀なくされたほか、全体でも売上高こそ前年比増収となったが、経常利益は15.8%減、最終利益も21.3%減と今1〜3月期より減益幅拡大を余儀なくされた。また国内要因だけでなく、米国大手証券会社の破綻に代表される米国発の金融不安が欧米先進諸国をも巻き込み、失業者の増加、それに伴う消費の低迷で、今後は円高と外需不振に直面した輸出産業の打撃は特に大きいことは容易に想像される。
 このように内需・外需とも後退感が増す中では地合の悪い展開が続いても仕方がない。既に円高・株安局面に入った感があるが、今後も資金繰り悪化に伴う破綻、相場低迷による時価総額未達による上場廃止、果ては発行体企業側が相場の低迷で上場メリットを感じられず、敵対的買収懸念も含めてMBOを実施するなど、いっそう相場を冷え込ませるマーケット環境に突入する可能性は否定出来ない。結果として、キャピタルゲインを狙える銘柄は必然的に限られてくるであろう。

銘柄名 コード 配当+優待利回り(10/30)
スリープログループ 2375 配当+優待利回り=1.46%+61.22%=62.68%
ウイル・コーポレーション 7831 配当+優待利回り=2.92%+6.49%=9.41%
パーク24 4666 配当+優待利回り=5.49%+3.66%=9.15%
カナモト 9678 配当+優待利回り=5.17%+0.78%=5.95%
 当面マーケットの明確な回復が見込めない中で、注目したいのが高配当・魅力的な株主優待を実施しているインカムゲイン銘柄である。相場に左右されない、確実に得られる点も日本人の気質に合った還元といえる。優待人気を発行体企業も実感しており、既に全上場企業の約25%強が株主優待を実施しており、そうした企業の中には非常に魅力的な還元を行っているところも多い。銀行預金も以前低利が続く環境の中、そうした魅力的なインカム銘柄でまだ間に合う10月末権利確定銘柄(最終権利確定日10月27日)をピックアップしてみたい。(Media-IR)

■まだ狙える魅力的な配当+優待銘柄 (順不同)

スリープログループはモジュレの全株式を取得、事業基盤拡大に期待

●スリープログループ<2375>(東マ) 売買単位=1株
スリープログループのホームページ パソコンをはじめとしたデジタル機器の販売支援、導入・設置支援やコールセンターの運用支援、パソコン学習支援などの人材派遣業を主力としている。
 通信キャリアの法人顧客向けフォロー営業、家電量販店における販売支援案件が順調に増加、大手スーパー向け電子マネー端末設置案件の受注増加で販売支援サービス、導入・設置支援サービス部門が共に好調推移。コールセンターの全国拡大に伴い、大阪や仙台など地方営業拠点を強化した結果、運用支援サービス部門も回復軌道に乗る。
 以上の結果、今08年10月期売上高は前期比7.9%増の93億円、営業利益は前期比2.6%増の2億4000万円、最終利益は前期比15.9%増の1億6000万円を見込む。
 9月18日には法人向けパソコン・サーバーなどの保守・管理を営むモジュレ<3043>(大ヘ)と経営統合に向けた協議開始に関する基本合意を締結。スリープログループがモジュレの全株式を取得し、持ち株会社として上場を維持することを前提に協議を進めていく方針であり、来期以降の事業基盤拡大が期待される。
 さらに今年10月末現在の株主名簿記載の株主を対象に、より金額もアップし、サービス範囲も拡大した新優待制度に変更。インカム銘柄としてよりいっそう魅力が高まることは確実である。

☆決算期(10月)
年間配当=1000円
配当利回り=1.46%(68600円・10月3日終値時点)
配当+優待利回り=1.46%+61.22%=62.68%(同)

☆株主優待(権利確定 10月末・4月末)
・スリープログループサービス利用優待券
  1株以上 額面3000円券(7枚)
       合計21000円相当(年間42000円相当)
※平成20年10月31日現在の株主名簿又は実質株主名簿に記載又は記録された株主様より実施。
※利用時における枚数制限はなし。
※レスキューミー!電話・訪問・持込・修理・印刷・出力サポート及びパソコン教室入会料・授業料及びテキスト料に利用可能。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.10 |特集

ウイルコは通販事業の売り上げは順調に推移、黒字転換へ

●ウイルコ<7831>(東2) 売買単位=1000株
ウイルコのホームページ 情報・印刷事業と通販事業が二本柱。情報印刷事業においては主力のチラシ・パンフレットに加えて、付加価値の高い圧着チラシの売上が好調。連結子会社の吸収・合併、また株式譲受けによる子会社の増加も業績に寄与。
 通販事業においてはダイエット食品の売上が低迷するものの、ヘアケア・化粧品の売上は順調に推移している。
 今08年10月期売上高は266億円(前期比10.3%増)、営業利益は前期の赤字から一転、黒字転換する見込み。

☆決算期(10月)
年間配当=4.5円
配当利回り=2.92%(154円・10月3日終値時点)
配当+優待利回り=2.92%+6.49%=9.41%(同)

☆株主優待(権利確定 10月末)
・自社通信販売商品
  1000株以上 10000円相当
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.10 |特集

パーク24は時間貸駐車場「タイムズ」の総運営台数は前年同期比17.2%増

●パーク24<4666>(東1) 売買単位=100株
パーク24のホームページ 24時間無人時間貸し駐車場「タイムズ」を運営する。
 ガソリン価格の高騰などによる車を利用した来店客数の減少でTPS(商業店舗の来客用駐車場のタイムズ化)の稼動が減少を余儀なくされたほか、新規開発案件の長期化に伴う費用増と本社移転による地代家賃上昇で利益面はやや厳しい展開を余儀なくされているが、既存物件に対して駐車料金や土地賃借料の見直しなどの運用施策を実施することで今後の収益力回復を目指す。
 時間貸駐車場「タイムズ」の総運営台数は今3Q時点で前年同期比17.2%増と順調に増加している。

☆決算期(10月)
年間配当=30円
配当利回り=5.49%(546円・10月3日終値時点)
配当+優待利回り=5.49%+3.66%=9.15%(同)
  (参考)東証1部銘柄平均配当利回り=2.21%(今期予想)

☆株主優待(権利確定 10月末)
・タイムズチケット(駐車サービス券)
  100株以上  2000円分
 1000株以上  5000円分
 5000株以上 10000円分
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.10 |特集

カナモトはレンタル需要の旺盛な名古屋圏売り上げを伸ばす

●カナモト<9678>(東1) 売買単位=1000株
カナモトのホームページ 建機レンタルの最大手。北海道・東北地方を地盤に近年では関東・中部・近畿と広域展開も積極的に進めている。
主力の建機レンタルは営業地盤である北海道・東北地方の建設需要低迷で受注環境は厳しさを増すものの、キャパシティの大きい首都圏、レンタル需要の旺盛な名古屋圏で売り上げを伸ばし、今08年10月期売上高は前期比3.5%増の710億円を見込む。
 その他鉄鋼関連事業も資材高騰の恩恵を受けて売上を伸ばし業績に寄与している。

☆決算期(10月)
年間配当=20円
配当利回り=5.17%(387円・10月3日終値時点)
配当+優待利回り=5.17%+0.78%=5.95%
  (参考)東証1部銘柄平均配当利回り=2.21%(今期予想)

☆株主優待(権利確定 10月末)
・北海道の新鮮な商品
 1000株以上  3000円相当
※ホクレンショッピングカタログ「セレクトフォーユー」より選択
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.10 |特集