神鋼商事<8075>(東1)の売上構成は、鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶材の5セグメントからなる。第3四半期の各セグメント別の売上高、営業利益を見ると、鉄鋼は自動車業界向けを中心として線材製品の需要が下期から減少、鋼板製品も需要が急速に減少、棒鋼製品は先安感による買い控えの影響があったことから、売上高は2446億8800万円(同21.3%増)、営業利益35億1300万円(同38.7%増)と増収、増益。
鉄鋼原料では、昨年の夏以降、鉄スクラップは市況価格の下落が続き取扱量も減少したが、合金鉄が増加したことに加え、今年度から神戸製鋼所向け輸入鉄鋼原料の納入を開始した影響で、売上高は3243億1500万円(同340.1%増)、営業利益12億6600万円(同22.2%増)と大幅増収増益。
非鉄金属では、銅製品は、半導体素材や自動車向け端子コネクター用銅板条が減少し、アルミ製品は、空調用アルミ板状や液晶製造装置向けアルミ加工材が減少したため、売上高は1562億3800万円(同1.7%減)、営業利益は銅・アルミ地金価格の下落影響もあり6億200万円(同57.4%減)と大幅減益。
機械・情報においては、機械製品は、製鉄所向けの設備納入や化学機械の販売が堅調に推移したが、情報産業関連商品は、液晶電子材料や半導体検査受託ビジネスが減少した。売上高は653億5800万円(同14.9%増)、営業利益は8億100万円(同35.0%減)。
溶材では、下半期に入り、建設機械、自動車業界向けが大幅に減少。一方、造船、化工機業界向けは堅調であったため、これに伴い生産材料も堅調であった。売上高は439億7100万円(同18.5%増)、営業利益10億5400万円(同44.2%増)。
同社は神戸製鋼直系の商社であり、多くの企業と取引しているため、全体の景気の影響は避けられず、今通期業績予想は、売上高1兆300億円(前期比42.9%増)、営業利益80億円(同13.8%減)、経常利益75億円(同20.2%減)、純利益38億円(同19.5%減)を見込む。
☆決算期(3月末)
■売買単位:100株
■配当利回り:5.7%
■年間配当:8円(中間、期末各4円)
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