「リチウムイオン電池関連銘柄」が一段と物色される可能性高まる
「リチウムイオン電池関連銘柄」が一段と物色される可能性高まる

原油高や環境問題は自動車と電池メーカーの提携へ


「リチウムイオン電池関連銘柄」が一段と物色される可能性高まる
 原油価格の高騰や環境問題を背景に、省エネ自動車の需要が拡大し、ハイブリッド自動車向けリチウムイオン電池の開発・製造を加速させている。

リチウムイオン電池の仕組み リチウムイオン電池とは、使い捨て電池である一次電池とは異なり、繰返し充電して使用できる二次電池の一つ。一般的なリチウムイオン電池は、正極に炭素(グラファイト)、負極にコバルト酸リチウム等を使用して、その間をイオンが移動することで電気を起こす。両極間は絶縁シート等で挟み、何層にも積み重ねて全体を有機溶媒の電解質で満たした構造となっている。
 また、小型・軽量でエネルギー密度も高く、高い電圧が得られることから、ノートパソコンや携帯電話、デジタルカメラやビデオカメラなどの情報家電、ハイブリッド自動車、電気自転車などのバッテリーによく使用されている。
 米国では、小売りや航空などの業界でコスト削減や料金体系見直しといった動きが拡大。消費者が生活必需品以外の購入を手控える傾向も強まってきたが、原油高による環境悪化を受け、小売業最大手ウォルマート・ストアーズは約7000台ある商品配送用トラックを順次、ディーゼルエンジンと電気を併用して走るハイブリッド車に切り替える等の動きが出ている。

 日立製作所<6501>(東1)は3月4日、米ゼネラル・モーターズ(GM)からハイブリッド自動車用リチウムイオン電池を受注したと発表。GMが2010年に北米市場に投入するハイブリッド車が対象で、受注規模は10万台以上となる。また、トヨタ自動車<7203>(東1)ホンダ<7267>(東1)2社のハイブリッド車の販売合計は09−10年にも100万台を超える見通しで、今後,自動車各メーカーがハイブリッド自動車の増産に乗り出すことは必至だ。

 日産自動車<7201>(東1)NEC<6701>(東1)が、電池事業で提携し「オートモーティブ・エナジー・サプライ」を設立。さらに、日立製作所<6501>(東1)日立マクセル<6810>(東1)新神戸電機<6934>(東1)の3社で「日立ビークルエナジー」を設立した。
 トヨタ自動車<7203>(東1)松下電器産業<6752>(東1)が提携し「パナソニックEVエナジー」を設立。ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>(東1)三菱商事<8058>(東1)三菱自動車<7211>(東1)の3社で、「リチウムエナジー ジャパン」を設立するなど、リチウムイオン電池の製造に向け提携が相次いでいる。

 原油高や環境問題では、自動車メーカーと電池メーカーの提携にも拍車をかけ、ハイブリッド自動車の増産でリチウムイオン電池用素材メーカーなども含めた「リチウムイオン電池関連銘柄」が一段と物色される可能性は高まるだろう。

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電池の分類
化学電池 一次電池 乾電池 マンガン、アルカリ、ニッケル
ボタン電池 アルカリボタン、酸化銀
二次電池 小型二次電池 リチウムイオン
蓄電池 鉛、アルカリ
燃料電池
物理電池 太陽電池
原子力電池等
生物電池 酸素電池
微生物電池等

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.05 |特集