NTT(日本電信電話)(9432)は、13日に決算発表をしたが、翌14日に株価が跳んだ。買い気配から4万5000円高の49万3000円で寄り付き大きな「窓」を空け、5000円高の49万8000円ストップ高で取引を終えた。その後、22日に47万4000円まで下げたものの、決算発表以前の株価水準からみれば大幅高の水準で堅調な展開が続いている。上値は長期的な動きを示唆する200日で押さえられていた。が、29日、一時51万円まで買われ急騰後の高値を上抜くと同時に200日線も上抜いた。
同社が発表した今09年3月期連結営業利益予想は、前期比11%減の1160億円だったが、実質的には増益見通しだったことが好感された。配当についても、前期年間1000円増配し、9000円とした。今09年3月期は2000円増額の1万1000円に引き上げると発表したことも買いを集めた。
NTTのほか、予想外の好決算もしくは好業績予想を発表した松下電器産業(6752)、ソニー(6758)・・など主力株の一角も、NTT株とそっくりの上放れたところで高止まりするチャートを形成している。すなわち、今回の急騰後の高値を最初に突破したNTTがここから一段高に向かうということは、松下、ソニーなどが後を追う好展開となるということ、そのことは、1万4500円を抜けきれないでいる日経平均株価が上値を追う強気の相場を展開すると期待できることでもある。
NTTの場合、週足ベースでも、29日現在、長期線の52週線を上抜いた。これは昨年5月第2週以来1年ぶりのことだ。上値を試す動きが一段と強まると考えるのが当然と思うが、さてどうか・・。
●NTT 日本電信電話<9432>

■(前回)最高値更新から一段高を目指す条件は?
<日製鋼は週足GC示現後、最高値更新から一段高目指す>
日本製鋼所(5631)は、29日、一時90円高の2145円まで買われ、昨年7月24日及び今月23日につけた2105円の上場来高値を更新した。東芝(6502)の相次ぐ米国原発プラント受注や三菱重工業(7011)の「2030年までに25〜30%のシェア獲得を目指す」との強気の原発計画などに押し出され、原子力発電向け蒸気発生器や圧力容器といったコア部品の世界シェア8割と言われる同社も増産体勢に入った。業績の更なる飛躍を期待した買いを誘い、一段高を目指す展開に入ったと見てよさそうだ。
>>前回の記事
(株式評論家・熱田和雄)
- (39)塩野義製薬は07年9月安値基点の中勢上昇第3波動
- (38)日足、週足ベースともGC相次ぐ科研薬
- (37)ザッパラスは調整完了目前、ボックス上放れ期待
- (36)三ツ星ベルトは中勢上昇基調入りを示唆するGCを示現
- (35)5割超の会員比率の20代が支え再成長期入り目指すCCC
- (34)メタボ関連として市場拡大、業績拡大期入りのアルペン
- (33)需要堅調な医療用漢方製剤に経営資源を集中させるツムラ
- (32)東京スカイツリー関連の割安銘柄東武ストア
- (31)新生プレナスの勢い加速はこれからだ
- (30)製品への価格転嫁力で最高益更新続くユニチャームペット
- (29)「阪神優勝」など豊富な物色材料
- (28)明日大引け後発表の1Q決算は順調見込む
- (27)不人気も業績V字型回復の割安銘柄
- (26)石油事業から太陽電池事業に踏み込む昭和シェル石油
- (25)一貫、人気薄の好業績・割安株狙い
- (24)W底銘柄のGC示現は買い
- (23)省エネの流れを追い風に主力の空調関連新設工事が拡大
- (22)見直されて当然の好業績・割安株
- (21)業績急回復の割安株の修正高相場が始まる
- (20)全般多難な相場時は国策がらみ銘柄押し目買い
- (19)調整期入りもなべ底銘柄は押し目買い好機
- (18)高値波乱想定も長期線収斂は中勢強気のサイン
- (17)波乱局面は、割安底入れ不人気株の買い好機
- (16)新規上場銘柄大幅減で数少ない直近上場銘柄は魅力的
- (15)初押しは買い、エイチワンは業績悪織り込み中期上昇基調入り
- (14)長期下降トレンド後のナベ底形成は上昇相場始動のサイン
- (13)調整局面は材料思惑株の押し目狙いが筋
- (12)オルガノは短中期線GC示現で目先波乱も中期上値試す
- (11)「窓」を空けた高値圏から上値を伺う主力株が高く跳ぶ!(NTT)
- (10)最高値更新から一段高を目指す条件は?(日本製鋼所)
- (9)押し目待ちに、押し目なし(新神戸電機)
- (8)200日移動平均線は中長期判断(基準)(日新製鋼)
- (7)上値関門突破も先行き相場は全般相場のエネルギー次第(国際石油開発帝石HD)
- (6)長期下落基調銘柄の長期移動平均線上方かい離回復は買い(日本風力開発)
- (5)三角保ち合いは放れた方に付け(日本風力開発)
- (4) なべ底相場からゴールデンクロス示現は「買い」(タケエイ)
- (3) 三角保ち合いは放れた方に付け(TAIYO)
- (2) 三角保ち合いは放れた方に付け(木村化工機)
- (1) W底確認が「買い」のサイン
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.05.27 |特集

