木村化工機(6378)の22日の日足は、サーベルを上に向けて立てた格好のあまり芳しくない格好となった。前日はストップ高(制限値幅いっぱいまで上昇すること)となり、なお、ストップ高カイ気配で買い注文を残して終っただけに、この日は「上ヒゲの長い天井足」は避けたかったが、懸念が残る格好となった。

同社株は原子力関連銘柄のなかでも長い間、収益力の乏しい「思惑材料株」の範疇に属していた。しかし、2007年3月期連結業績の急回復に続き、今08年3月期も大幅増収増益見通しの会社側予想としたことから、昨年夏にかけ、「業績好調の原子力関連思惑株」とのキャッチコピーで人気化。7月には上場来高値1950円@をつけた。
その後、原子力関連株人気は沈静化。今年1月に613円Aまで下げたところでようやく底入れ反転。7月の洞爺湖サミットを控え、原子力発電関連株の本命といわれる日本製鋼所(5631)とともに、「原子力発電など地球温暖化防止関連株」の牽引役として注目されているもの。
同社株は昨年7月高値@をトップに、今年1月安値Aをボトムとした「1000円を挟んだ三角保ち合い」を形成している。下支えしてきたのは52週移動平均線だが、6週線、13週線、26週線などすべての週足移動平均線は990円台前後で収れんしており、「上下どちらかに放れる日はそう遠くない」状況となっている。「三角保ち合いは放れた方に付け」が基本。きょうのサーベル型日足はあすの下げを呼ぶ格好なのだが、これを裏切り、サミットに向かって上値を追う展開を期待したいところだ・・。
「下放れは持ち株売りを推奨」し、「上放れは新規の買い推奨」となるが、さて、どう動くか?
2008年4月22日
前回<W底確認は「買い」のサイン>でテクニカル面から株価予想した
半導体試験装置大手のアドバンテスト(6857)は?
――>前回の記事
アドバンテスト<6857>は今週25日引け後に前2008年3月期決算の発表予定だが、それより先に、19日付けの日本経済新聞朝刊が、「09年3月期連結営業利益(米国会計基準)は、前期推定比17%減の200億円程度となる見通しだ」と観測報道した。
「会社四季報・春号」では前期、今期とも営業利益240億円を予想している。当欄は前回、「よほど大きく下回る今期見通しを会社側が打ち出さない限り、世界同時株安が進行しない限り」、「押し目は買い」の相場に転じた、と記した。この考えは変更する必要はないとみる。願わくば、21日の朝、失望売りが先行してほしかった。大きく下げて始まれば、整理が進捗したのだが、逆に、上値を掴んだ格好となった。その分が、22日の下げ幅拡大につながった。
2500円台が買いゾーン
株価は、1月24日の年初来安値2070円から21日の年初来高値3100円まで1000円強の上昇をみた後だけに短期調整局面入りの可能性がある。が、2000円とび台で頑強な底値圏を形成しており、<半値押し水準であり、かつ13週線、75日線が走る2500円台を、買いゾーン>としたい。
(株式評論家・熱田和雄)
- (1) W底確認が「買い」のサイン
- (2) 三角保ち合いは放れた方に付け(木村化工機)
- (3) 三角保ち合いは放れた方に付け(TAIYO)
- (4) なべ底相場からゴールデンクロス示現は「買い」(タケエイ)
- (5)三角保ち合いは放れた方に付け(日本風力開発)
- (6)長期下落基調銘柄の長期移動平均線上方かい離回復は買い(日本風力開発)
- (7)上値関門突破も先行き相場は全般相場のエネルギー次第(国際石油開発帝石HD)
- (8)200日移動平均線は中長期判断(基準)(日新製鋼)
- (9)押し目待ちに、押し目なし(新神戸電機)
- (10)最高値更新から一段高を目指す条件は?(日本製鋼所)
- (11)「窓」を空けた高値圏から上値を伺う主力株が高く跳ぶ!(NTT)
- (12)オルガノは短中期線GC示現で目先波乱も中期上値試す
- (13)調整局面は材料思惑株の押し目狙いが筋
- (14)長期下降トレンド後のナベ底形成は上昇相場始動のサイン
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04.22 |特集

