株価の羅針盤はテクニカル(22)
株価の羅針盤はテクニカル
2008年7月9日

見直されて当然の好業績・割安株


 テクノメディカ(6678)は、これから見直されて当然の好業績・割安株である。株式の新規上場は2003年9月。東証1部市場に上場したのは今年3月24日となじみがない小型株であること、そして、採血に関する各種準備装置、検体検査装置など臨床検査用分析装置、医療機器の研究開発、製造、販売を手がけており、事業面もなじみが薄いことから、今09年3月期予想単独PERは9倍割れに甘んじている。しかし、業績はすこぶる好調だ。採血菅準備装置は前下期投入の新製品が寄与するうえ、大病院の更新需要取り込みに加え中規模病院の新規開拓など顧客開拓が奏功し伸長。検体検査装置も内外で堅調が続いており、売上高2ケタ増が続く見通しにある。人件費増や償却費増を吸収し、営業利益は期を追うごとに増益率を高め、前期比15%増の会社側見通しにあるうえ、今期予想売上高営業利益率は20.1%と極めて高いレベルが続いている。そして、主力の採血菅準備装置は今後も更新需要及び海外を含めた新規需要の拡大が続くと見込まれる。いかにも評価不足、割安感が強いといえないか!

●テクノメディカ(6678)
6678

テクニカルは中勢上昇基調入りを鮮明化

 株価は、新規上場翌月の03年10月に上場来高値141万円(株式分割換算で70万5000円)をつけた後、今年1月22日の上場来安値15万円まで、ほぼ、一本調子の下げが続いた。同社株を正当に評価した相場はこれまで一度もない。しかし、このことは逆に、今後の相場をきわめて魅力的なものにする。1月最安値を基点とした中期上昇相場は既にスタートしたといえるからだ。
 5月14日には年初来高値29万9000円まで買われ、6月13日に75日移動平均線が200日線を上抜く「ゴールデンクロス」を示現し、相場の先高を示唆した。が、それ以前、3月に、06年5月以来、「上値ネックラインとなってきた26週移動平均線を回復」し、4月には52週線を突破した。そして、<週足ベースの一目均衡表では、今週に入り「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破し、上昇基調入りが鮮明化>した。6月19日には25万5000円まで調整を入れたが52週移動平均線が下支えし、下値切り上げチャートが続いている。さらに、売買のタイミングを計るRCI(順位相関指数)では、6月25日にマイナス91.44%と売られすぎ水準に落ち込んだ後、7月8日現在マイナス17.69%まで浮上しており、GOサインは点火している。ここまで、いろいろテクニカル指標を並べてきたが、いずれも、中勢買い場にあることを示唆しているものである。



■(前回)アネストワン(8895)
押し目は拾いたい

 アネストワン(8895)は、不動産関連株が下値波乱を続けるなか、4日に522円の年初来高値まで回復したあと、8日には484円まで突っ込む場面を見せ、490円引けとなった。が、既に、「なべ底を入れ長期上昇トレンドに転換」している。通常1月高値484円が下値ポイントとなる。が、不動産人気の一段の後退時には、200日線の449円前後から下を押し目買い好機と捉えたい。
>>前回のアネストワン(8895)

(株式評論家・熱田和雄)


提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.07.09 |特集