テクノメディカ(6678)は、これから見直されて当然の好業績・割安株である。株式の新規上場は2003年9月。東証1部市場に上場したのは今年3月24日となじみがない小型株であること、そして、採血に関する各種準備装置、検体検査装置など臨床検査用分析装置、医療機器の研究開発、製造、販売を手がけており、事業面もなじみが薄いことから、今09年3月期予想単独PERは9倍割れに甘んじている。しかし、業績はすこぶる好調だ。採血菅準備装置は前下期投入の新製品が寄与するうえ、大病院の更新需要取り込みに加え中規模病院の新規開拓など顧客開拓が奏功し伸長。検体検査装置も内外で堅調が続いており、売上高2ケタ増が続く見通しにある。人件費増や償却費増を吸収し、営業利益は期を追うごとに増益率を高め、前期比15%増の会社側見通しにあるうえ、今期予想売上高営業利益率は20.1%と極めて高いレベルが続いている。そして、主力の採血菅準備装置は今後も更新需要及び海外を含めた新規需要の拡大が続くと見込まれる。いかにも評価不足、割安感が強いといえないか!
●テクノメディカ(6678)

テクニカルは中勢上昇基調入りを鮮明化
株価は、新規上場翌月の03年10月に上場来高値141万円(株式分割換算で70万5000円)をつけた後、今年1月22日の上場来安値15万円まで、ほぼ、一本調子の下げが続いた。同社株を正当に評価した相場はこれまで一度もない。しかし、このことは逆に、今後の相場をきわめて魅力的なものにする。1月最安値を基点とした中期上昇相場は既にスタートしたといえるからだ。
5月14日には年初来高値29万9000円まで買われ、6月13日に75日移動平均線が200日線を上抜く「ゴールデンクロス」を示現し、相場の先高を示唆した。が、それ以前、3月に、06年5月以来、「上値ネックラインとなってきた26週移動平均線を回復」し、4月には52週線を突破した。そして、<週足ベースの一目均衡表では、今週に入り「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破し、上昇基調入りが鮮明化>した。6月19日には25万5000円まで調整を入れたが52週移動平均線が下支えし、下値切り上げチャートが続いている。さらに、売買のタイミングを計るRCI(順位相関指数)では、6月25日にマイナス91.44%と売られすぎ水準に落ち込んだ後、7月8日現在マイナス17.69%まで浮上しており、GOサインは点火している。ここまで、いろいろテクニカル指標を並べてきたが、いずれも、中勢買い場にあることを示唆しているものである。
■(前回)アネストワン(8895)
押し目は拾いたい
アネストワン(8895)は、不動産関連株が下値波乱を続けるなか、4日に522円の年初来高値まで回復したあと、8日には484円まで突っ込む場面を見せ、490円引けとなった。が、既に、「なべ底を入れ長期上昇トレンドに転換」している。通常1月高値484円が下値ポイントとなる。が、不動産人気の一段の後退時には、200日線の449円前後から下を押し目買い好機と捉えたい。
>>前回のアネストワン(8895)
(株式評論家・熱田和雄)
- (39)塩野義製薬は07年9月安値基点の中勢上昇第3波動
- (38)日足、週足ベースともGC相次ぐ科研薬
- (37)ザッパラスは調整完了目前、ボックス上放れ期待
- (36)三ツ星ベルトは中勢上昇基調入りを示唆するGCを示現
- (35)5割超の会員比率の20代が支え再成長期入り目指すCCC
- (34)メタボ関連として市場拡大、業績拡大期入りのアルペン
- (33)需要堅調な医療用漢方製剤に経営資源を集中させるツムラ
- (32)東京スカイツリー関連の割安銘柄東武ストア
- (31)新生プレナスの勢い加速はこれからだ
- (30)製品への価格転嫁力で最高益更新続くユニチャームペット
- (29)「阪神優勝」など豊富な物色材料
- (28)明日大引け後発表の1Q決算は順調見込む
- (27)不人気も業績V字型回復の割安銘柄
- (26)石油事業から太陽電池事業に踏み込む昭和シェル石油
- (25)一貫、人気薄の好業績・割安株狙い
- (24)W底銘柄のGC示現は買い
- (23)省エネの流れを追い風に主力の空調関連新設工事が拡大
- (22)見直されて当然の好業績・割安株
- (21)業績急回復の割安株の修正高相場が始まる
- (20)全般多難な相場時は国策がらみ銘柄押し目買い
- (19)調整期入りもなべ底銘柄は押し目買い好機
- (18)高値波乱想定も長期線収斂は中勢強気のサイン
- (17)波乱局面は、割安底入れ不人気株の買い好機
- (16)新規上場銘柄大幅減で数少ない直近上場銘柄は魅力的
- (15)初押しは買い、エイチワンは業績悪織り込み中期上昇基調入り
- (14)長期下降トレンド後のナベ底形成は上昇相場始動のサイン
- (13)調整局面は材料思惑株の押し目狙いが筋
- (12)オルガノは短中期線GC示現で目先波乱も中期上値試す
- (11)「窓」を空けた高値圏から上値を伺う主力株が高く跳ぶ!(NTT)
- (10)最高値更新から一段高を目指す条件は?(日本製鋼所)
- (9)押し目待ちに、押し目なし(新神戸電機)
- (8)200日移動平均線は中長期判断(基準)(日新製鋼)
- (7)上値関門突破も先行き相場は全般相場のエネルギー次第(国際石油開発帝石HD)
- (6)長期下落基調銘柄の長期移動平均線上方かい離回復は買い(日本風力開発)
- (5)三角保ち合いは放れた方に付け(日本風力開発)
- (4) なべ底相場からゴールデンクロス示現は「買い」(タケエイ)
- (3) 三角保ち合いは放れた方に付け(TAIYO)
- (2) 三角保ち合いは放れた方に付け(木村化工機)
- (1) W底確認が「買い」のサイン
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.07.09 |特集

