株価の羅針盤はテクニカル(23)
株価の羅針盤はテクニカル
2008年7月11日

日本電技は省エネの流れを追い風に主力の空調関連新設工事が拡大


移動平均線に下支えられた上昇基調を継続

 日本電技(1723・JQ)は、2003年3月に株式を新規上場したビル空調計装大手。計測、監視、制御を自動的に行う計装事業を手がける。今09年3月期単独営業利益は、前期比12%増の15億円を予想。06年3月期をボトムに3期連続2ケタ増益で、連続過去最高更新予想にある。環境関連意識の高まりを追い風に、省エネ型化需要が伸びているのだ。主力の空調計装事業の受注残は前期末比2ケタ増と豊富。また、築20年前後の改修期にある建造物も豊富で需要増が続く。光化学スモッグ関連株処理システムの着実な営業も続いている。
 今期予想1株利益は103.7円と100円台乗せ、配当については、06年3月期に13円まで落ち込んだものの、その後、連続増配で今期は6円増配し31円に。予想配当利回り2.97%で、予想PERは10倍、PBRは0.81倍・・と知名度不足により割安感が著しい。外国人持ち株比率8.50%、投信比率5.00%で浮動株比率は9.20%とあっては出来高薄も止む得ないところだが、いかにも割り安感が強い。地球温暖化防止に向け、企業の温暖化対策が求められるなか、省エネ化関連株として同社の今後のPER修正高人気が期待される。

●日本電技(1723・JQ)
1723

移動平均線に下支えられた上昇基調を継続

 世界の株式市場が方向感を見失った「世界同時株安」的な流れにある中、銘柄選択が厳しくなっている。が、だからこそ、<中期的な流れを読む75日移動平均線に下支えられた上昇基調を継続>、4ケタ定着を鮮明化しつつある、日本電技株を見直したい。
 同社株価は、長期的には、上場来、なんどかヤマをつけながらも、下値を切り上げる上昇基調を継続している。上場来高値は昨年7月につけた1300円。最安値は上場初値の315円。昨年4月につけた671円の直近安値を基点に、業績好調ぶりを買う流れに乗り7月に高値を記録。その後、調整に入ったが、<75日移動平均線に下支えられた上昇基調を継続>、4ケタ定着を鮮明化しつつある。そして、下支えするのは75日線だけでなく、今年2月からは日足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限が、そして、5月第4週からは、週足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限が下値サポートラインに加わってきた。長期をみる月足ベースでは、6月に6カ月線が12カ月線を上抜くゴールデンクロスを回復、上昇相場時に出てくる「(上から順に)短期―中期―長期線」と並ぶ「順なパターン」を鮮明化させてきた!




■(前回)テクノメディカ(6678)
押し目は拾いたい

 テクノメディカ(6678)は、10日、7000円安の27万円と反落した。が、<テクニカルは中勢上昇基調入りを鮮明化>させており、依然、週足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を、今週上抜いて推移している。日足ベースでも7日、9日と「雲」の上限を上抜くなどいま一歩で、上限を上抜き目先上昇基調を鮮明化させる格好となっている。週足ベースの移動平均線では、13週移動平均線が下値サポートラインとなっている。ただ、26週線はまだ52週線の下にあり、ゴールデン・クロス(GC)に向け徐々に迫りつつあるところだ。GC示現までに打診買い、GC後に追撃買いと変更したい。
>>前回のテクノメディカ(6678)

(株式評論家・熱田和雄)


提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.07.11 |特集