エレコムは中長期線GCし短期線が下支え
名実ともに上場来高値更新を射程圏内に捉えているパソコン周辺機器で販売シェア国内トップのエレコム<6750>(JQ)を「強気」する。
当欄では、NTT<9432>、中外炉工業<1964>を除き、人気薄の小型株の紹介が多い。全般相場の欄外銘柄と見られる銘柄だが、好業績・割安・チャート好転銘柄を取り上げてきた。
「環境サミット」と呼ばれた「洞爺湖サミット」が9日に期待未満の結果のまま閉幕した後、内外市場とも、原油高と米金融不安から失速した。全般相場は自律反発の域に達せず、海外市況を横目に「買い戻し」対「戻り売り」の攻防戦となっている。
そんな中では、小型不人気株の見直し、「将来の金の卵」のもたつき場面あるいは上昇基調入りを鮮明化させた場面で買うのは一法だ。前08年3月期連結業績はパソコンサプライ・ファニチャーやAV関連製品の好調を背景に、売上高から純利益まで揃って過去最高を更新。5円の記念配当を実施し20円配当とした。今期も、販売網の拡大、海外の伸長に加え、コストを圧縮。人件費増などをこなし保守的な会社予想を上回り、前期比8.1%増収、3.4%営業増益、5.1%最終増益が予想され、連続最高更新見通しにある。
●エレコム<6750>(JQ)

本欄「定番」の姿勢
株式の新規上場は2006年11月。その翌月に1267円(株式分割落ち換算で844円)の上場来高値を記録した。が、その後、ほぼ一本調子で下げ、今年1月22日には545円(同363円)まで下落。そして、3月26日に1株を1.5株とする株式分割落ちがあり、分割落ち当日につけた安値473円を基点とし反転。5月中旬に75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデン・クロスを時限し上昇基調入りが鮮明化。さらに、6月第2週には週足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を一気に突破、同時に中期線の26週線が長期線の52週線を上抜く中長期線のGCも示現し、翌週の16日には1200円の分割落ち後高値を記録した。その後、高値圏での調整が続いているが、7月安値時には25日線が下支えし6月高値にトライしているところだ。
同社株にはまだ、月足ベースの長期線が乏しく、長期的な動きは読みにくい。が、予想PER17倍台は魅力的だ。浮動株比率が3.30%ときわめて低いことは難点だが、ひとしれず?上場後まだ日が浅い部類にある同社株見直しの動きが続くここは、まず、打診買い。そして、1000円前後への突っ込み場面で押し目買い、1200円突破から追撃買いという、本欄「定番」の姿勢で臨みたい。
■(前回)あさひ<3333>
引き続き上値トライ
大型の自転車専門店をチェーン展開するあさひ(3333)は、17日に年初来高値1594円の年初来高値をつけた。10日に75日線が200日線を上抜くゴールデン・クロスを示現したばかり。だが、本番はここからだ。昨年11月に暴落する以前はほぼ1600円割れを底値とした、2000円をつける場面が一回あっただけの1600〜1800円ボックス相場が、16カ月以上続いていたからだ。ただし、当時と違うのは、健康・環境志向から自転車が一段と人気化。ほぼ20年ぶりの第2のブームを向かえ、同社業績は2ケタ成長し、株価はには割安感があること!引き続き、上値トライへ「強気」を継続する。
>>前回のあさひ<3333>
(株式評論家・熱田和雄)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.07.18 |特集

