ユニ・チャーム ペットケア(2059)は、ペットフードおよびペット用品を手がける。今2009年3月期単独業績予想は、連続増収増益で、売上高から純利益まで揃って連続過去最高更新の見通しにある。先に発表した08年4〜6月期単独決算は、営業利益が前年同期比58%増の17億円となるなど2ケタ増収増益と好調裏に着地した。通期業績予想は据え置いたものの、9月中間期予想は売上高が前年同期比11%増の201億9500万円に、営業利益は12%増の23億8000万円にそれぞれ増額修正した。
社会の少子・高齢化が進むなか、ペットへの関心はますます高まり、ペット飼育希望の世帯が増加している。今後もさらにペットケア製品へのニーズは高まっていく見通しにあり、同社は、「健康」「清潔」をキーワードに、4つの潮流(室内飼育、高齢、肥満、小型犬)に沿う商品戦略による成長が続いている。原油・穀物・魚資源など原材料価格の高騰が、製品原価に大きく影響している。が、容量変更と同時に製品リニューアルを実施し、価格改定を実施するなどの提案が消費者に受け入れられた。原料高局面が続くなか、「勝ち抜き」のキーワードは、「製品への価格転嫁力」があるかどうかだが、同社はその勝ち組となっているのだ。同社株は上場来高値にあるが、全般、厳しい相場展開が続く中では、キラリと光る強さを持つ個性派への投資が一法といえよう。
●ユニ・チャーム ペットケア(2059)

上場来の上昇基調が続く
同社株式は、04年10月に新規上場。初値815円に対し一時759円までみて、上昇基調に転じた。06年8月に2625円まで買われた後、「中勢調整波動」に転じ、翌07年4月の1865円まで下げ、上げ幅の59%を失った。同年4〜5月には24カ月移動平均線を割り込む危ない場面があったものの、その後、6月に急騰した後、今に至るまで中勢上昇基調が続いているもの。業績がきわめて順調で利益2ケタ成長が続いていたことが株価を支え、株価を成長させているといえよう。
「月足ベース」ではまだ上場後時間が乏しく、一目均衡表の「雲」と呼ばれる抵抗帯なども登場していなく、チャートが読みにくい。が、「週足ベース」ではテクニカル面を読みやすくなってきた。07年1月第3週に26週線が52週線を割り込むデッド・クロス(DC)が示現、相場の先行きに注意信号がともった。が、幸い、同年6月第3週には、週足べースの一目均衡表で「雲」上限を突破し、相場は「買い」の時代入りを示唆した。そして、9月第2週には26週線が52週線を上抜くゴールデン・クロスを示現した。8カ月ぶりの「GO」サイン点灯だ。07年8月安値時に下値を支えた26週線が、がっちり下値サポートラインとなり続け、ここまで上昇基調を継続している。
■(前回)上新電機(8173)
豊富な材料、押し目買い
上新電機(8173)は、7月31日に894円の5月中旬以来の戻り高値をつけたあと、全般急落相場のなか終値では860円台で推移している。200日線を上抜いたところで、利益確定売りに押される格好となったが、25日移動平均線や一目均衡表では日足、週足ベースとも「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限もしくは下限が下支えし、6月の年初来安値780円を基点とした上昇基調入りを支えている。今秋の「阪神優勝」など豊富な物色材料を有し、切り口多彩な同社株の押し目は買いに分ありとみる。
>>前回の上新電機(8173)
(株式評論家・熱田和雄)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08.06 |特集

