三ツ星ベルト<5192>(東1)は、自動車用Vベルトの最大手。株価は、3月31日につけた378円を基点に反転。<8月5日には75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現。中勢上昇基調入りを示唆>した。18日には568円まで買われ6月6日の戻り高値567円を突破、そして、25日には576円まで買われ戻り高値を更新し上昇基調入りを鮮明化させた。まず、ここから打診買いをしたい。また、3月安値以降の動きを「日足ベースの一目均衡表」でチェックしても、中勢上昇基調入りが見て取れる。2007年4月10日以降、「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を割り込んでいたが、今年4月30日に雲の上限を上抜き、その後、雲の上限は75日線とともに下値サポートラインとなり、ここまで上値を追ってきた。
同社株は、2006年2月に1172円まで買われ、1990年10月以来15年4カ月ぶり高値水準をつけた。ただ、同月に「上ひげの長い天井打ちを示唆する月足」を引いた後、反落に転じた。07年2月26日に812円まで戻したところが二番天井となり、そこから、08年3月期にかけ2期連続で連結営業益2ケタ減益と業績が悪化したこともあって、今年3月に底打ちするまでほぼ一本調子の下げとなった。途中、昨年7月から今年3月にかけては9カ月連続月足陰線を記録するなど人気は離散。06年2月高値から78%の大幅下落となって、ようやく下げ止まったもの。
週足ベースでは、8月第2週に52週線を上抜き、全移動平均線の上に出た。後は、7月第2週に上方転換した26週線が52週線を回復する中長期線のGC示現まで若干の時間を待つばかり。週足ベースの一目均衡表では、6月第1週に「転換線」が「基準線」を上抜き、転換線沿いに上値を追っており、基調の転換を示唆。そして、「雲」と呼ばれる抵抗帯の「上限」は今週末の610円から再来週末には587円まで低下し、上限を上抜きやすくなる。
自社株式買いについては、今年4月発表の300万株の取得枠設定分の取得完了のあと、6月27日にも発行済み株式総数の4.01%にあたる300万株、18億円を上限とする自社株式取得枠を設定。うち7月中に45万4000株を取得と積極的。株価下支え効果が現われつつある。
●三ツ星ベルト(5192)

1Q経常利益は中間期計画に進捗率70%
同社が8月1日後場取引時間中に発表した2008年4〜6月期(第1四半期・1Q)連結決算は、経常利益が前年同期比13%増の16億1100万円。中間期予想に対する進捗率が70%、通期には33.6%と、ともに高進捗率となった。据え置かれた通期連結経常利益は前期比50%増の48億円と前期の落ち込みから大幅回復する見通しにあり、過去最高を記録した06年3月期の63億1800万円のほぼ4分の3水準まで回復する。
主力のベルト事業で、原材料高対応の価格転嫁が進捗すること、アジアを中心とした自動車用の成長が続くことが主因。前期不振だった産業用・農業用も新興市場向けなどで数量が伸びる。また、ベルト事業への積極投資を継続、3年で生産能力3割アップを目指すとしている。
■(前回)カルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756)
調整場面で拾うのも一法
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)<4756>(東1)は、20日に692円の高値をつけた後、21日の636円引けを見て、「この調整局面から、押し目買いで臨みたい」としたもの。週明けは、650円を挟んだ小動きで調整局面が続いている。25日移動平均線に対する上方カイ離率は9.78%と縮小。週足ベースでは26週線の上昇が続いており、上昇する52週線を追いかける格好となっており、ゴールデン・クロス(GC)は若干遅れ気味も9月前半での中長期線のGC示現、上昇基調鮮明化が期待できそうだ。最悪550円台への突っ込みを待たず来週にかけての調整場面で拾うのも一法。
>>前回のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(4756)
(株式評論家・熱田和雄)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08.26 |特集

