ザッパラス<3770>(東マ)は、「占い」を主力とした携帯電話向けコンテンツ配信を手がける。08年4月期末の有料コンテンツ会員数は前期末比36.7%増の205・1万人(うち「占い」会員数は137万人)と急拡大が続く。中核は20〜34歳の女性層。注力中の「占い」に続く新ジャンルのコンテンツ(「デコメ」、「待受」は24万人から44万人に急増)が急伸し、事業拡大が続く。これを受け、株価は昨年9月につけた9万6100円を同年5月22日の分割落ち後安値8万9500円に対する二番底とし、昨秋より上昇基調に転じた。足元、30万円台前半での高値モミ合いが続いているが、調整は半年を終えようとしており、今秋のボックス上放れ、新たな相場圏入りが期待できるここから強気で攻めたい。
日足ベースでは、11月21日に75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデン・クロス(GC)を示現。週足では12月第3週に26週線が52週線を上抜きGCが示現、相場の先高を示唆した。08年3月27日に34万2000円の年初来高値かつ分割落ち後高値をつけ、8月20日には33万3000円の戻り高値を記録。一目均衡表は、週足ベースでは、今年1月4週に「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を上抜き、日足では、6月以降、概ね「雲」上限が下支えしてきた。加えて、4月以降、26週線が下支えする格好で下値が切り上がっており、半年間にわたる30万円台固め相場のなかで上昇エネルギー充填期間はほぼ終了したといえる。新展開入りは近い!
●ザッパラス(3770)

第2ステージ期入りの前に
モバイル市場がさまざまに変化しつつ拡大が続くなか、同社も上記のように、これまで主力の「占い」が成長。さらに、新たなジャンルの積極投入で会員数増大が続き、ダウンロード課金の推進より単価の上昇を志向。また、モバイルコマース事業でも、商品の構成を最適化。結果、利益率が向上し、恒常的な黒字化が実現可能な事業もデルを構築したという。モバイルコンテンツからスタートした同社は第1ステージが実を結び、来10年4月期より、「第2ステージに歩みを進める」ことになる。
経営指標として売上高経常利益率を重視、常に10%以上を目標としているが、前08年4月期は22.0%だった。デジコン事業で収益性の高いコンテンツを多く投入したことやコマース事業で収益が改善したことが寄与したもの。新規投入サイトも増えた。前期はモバイルコンテンツ73、パソコンコンテンツ37の110サイトの投入で、前期末比85サイト増の380サイトに拡大した。今期も併せて97サイトの投入を予定する。
今09年4月期連結業績予想は前期比9%増収、30%経常増益、40%最終増益と続伸見通しにあり、1株利益は1万990円。配当は700円増配し3200円を予定。好調な会員純増ペースに加え、提供するコンテンツの幅の広がりから、「持続的な高成長が可能な企業体質に変化しつつある」との見方が株価を後押ししよう。
■(前回)三ツ星ベルト(5192)
「買い」を継続
三ツ星ベルト<5192>(東1)は、前回、「8月5日には75日移動平均線が200日線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現。中勢上昇基調入りを示唆した。18日には568円まで買われ6月6日の戻り高値567円を突破、そして、25日には576円まで買われ戻り高値を更新し上昇基調入りを鮮明化させた。まず、ここから打診買いをしたい」とした。引き続き、500円台後半でのモミ合う展開となっている。が、週足ベースの一目均衡表では「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限が下がり続けており、来週央には579円まで下落するため上限突破は容易になる。26週線は52週線突破に向け上昇が続いており、「買い」を継続する。
>>前回の三ツ星ベルト(5192)
(株式評論家・熱田和雄)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08.29 |特集

