株価の羅針盤はテクニカル(4)
株価の羅針盤はテクニカル
2008年5月2日

なべ底相場からゴールデンクロス示現は「買い」

■タケエイ 中勢上昇相場入りに期待

 昨年5月30日に東証マザーズ市場に新規上場し、まもなく1周年を迎えようとしているのは、建設現場から出る木材やガラスなど混合廃棄物の回収・処理を手掛けるタケエイ(2151・M)。1日には一時4240円まで買われ、年初来高値を更新し、昨年11月19日以来の高値水準に戻してきた。循環型社会形成の一角を担う環境関連企業として注目でき、(5月15日引け後に発表予定の)前08年3月期連結決算、今09年3月期連結業績予想とも営業利益は2ケタ増益が見込まれる。ちなみに、会社四季報の今期予想1株利益は215円、配当は20円据え置きから30円に増配するとの予想で、予想PER19倍台には割安感がある。

 上場来の株価の流れは、昨年7月にWトップをうち、7月20日の1万8470円が上場来高値。その後、一本調子の下げとなり、9月の1対2の株式分割落ちを挟み、今年1月22日の上場来安値2560円で底入れ。2月にかけて4190円まで買われ、日経平均株価が底打ちした翌日の3月18日に3050円の駄目押しを入れ、4月いっぱいじり高基調を続け、きょうに至ったもの。日足チャートでははっきりしないが、週足チャートを見れば、1月安値を基点にナベ底を形成。下値切り上げチャートが続いていることがわかる。

 そして、2月29日の高値をつけた週に極短期移動平均線の6週線が短期線の13週移動平均線を上抜くゴールデンクロス(GC)を示現。先週末には13週線が中期線の26週線を上抜くGCを示現し、中期上昇基調転換、「買い」を示唆したのだ。結果が、きょうの年初来高値更新につながったといえる。

 ゴールデンクロスは、「より短期の移動平均線がより長期の移動平均線を上抜く」パターンであり、相場の上昇基調入り・買いを示唆する。逆に、「より短期の移動平均線がより長期の移動平均線を下回る」ことはデッドクロス(DC)と呼ばれ、相場の先行き下落基調入り・「売り」を示唆する。

 タケエイ株の場合は、上場して1年足らずということで、長期移動平均線である52週線がまだ登場してないことから、長期的な動きを読むことは難しいところがある。が、中期的な相場を読むには不自由はない。ここからの中勢上昇相場入りが期待される。


2008年5月2日
TAIYO 小保ち合いをどちらに放れるか注目

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 TAIYO(6252・東2)は、4月14日の上場来高値168円をトップ、翌15日安値152円をボトムとする日足ベースの「小さな三角保ち合い」を形成していた。4月30日には164円まで買われた後、前場寄り値と大引け値が160円となる日足十字架足となり、きょう1日の動きが注目された。結果は、一時150円まで下落し、下ヒゲ付きの日足陰線となった。4月14日の安値を下回ってしまった。4月11日の週に週足が長大陽線を引いており、下値は相当頑強とみているが、<「保ち合い」下放れは売り>から読めば、明日2日に155円以下で終るようだと、目先、軟調展開入りも予想される。買いは、下値抵抗力をみたうえで出動したい。

(株式評論家・熱田和雄)


提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.04.17 |特集