<三角保ち合いは放れた方につけ>で先に紹介したのは4月22日付けの木村化工機(6378)とTAIYO(6252・東2)。両銘柄とも三角保ち合いを継続中で、上値を追う構えが窺える。
今回は、再生可能な風力を活用した「風力発電」所の開発を手がける日本風力開発(2766・M)をピックアップした。
同社株は2003年3月に新規上場。同年12月に株式分割落ちした後、今年1月まで30万円台を頭にモミ合う展開が3年間続いた。その間、十分買いエネルギーを蓄えたと考えられる。「長期横ばい銘柄は、モミ合い期間が長ければ長いほど、上に行くエネルギーが蓄えられる」との兜町格言もある。
福田首相が7月洞爺湖サミットを控え、「低炭素化社会実現を目指す」とぶっているが、(首相は太陽光発電及び燃料電池自動車の開発を主眼としているが)風力発電もその一角を占めると考えるのが筋というものであろう。

株価は、昨年9月安値18.5万円を基点に上昇基調に転じた。現在は、「3月4日高値52.9万円@をトップに、同月11日安値35.6万円Aをボトムとする三角保ち合いが煮詰まり、8日に45.6万円まで買われ、4月の戻り45.1万円高値を上抜いたことで上放れし始めた」場面にある。つまり、「放れた方につけ」の兜町格言から、「買い」出動を促しているところだ。次のターゲットとなる3月27日の戻り高値48.3万円を突破Bすれば、3月高値更新の確率は一気に高まるとみてよい。
注意すべきは前08年3月期決算の発表前後の乱高下だが、数字と決算内容をチェックし、テクニカル面とつき合わせて投資姿勢の結論を得たい。
■TAIYO 三角保ち合いは上放れの機を窺う方向前回の<三角保ち合いは放れた方につけ>で紹介した銘柄で特に注目したいのは、3月に新規上場したばかりのTAIYO(6252・東2)だ。4月16日以降、モミ合いが続いている。
5月1日には瞬間150円を見たが、問題が発生する終値155円割れは回避した。25日移動平均線が下支えしたもので、その後、日足下ヒゲを引きながら上放れの機を窺う格好となっている。
4月28日に発表した今09年3月期業績予想は増収増益ではあるが、サプライズはない。ただ、予想PER7倍台には割安感が強いうえ、同社も「太陽電池分野への進出」も謳っている。三角保ち合いは上放れの機を窺う方向にあると考えられる。
■タケエイ マザーズ株物色人気の高まりに期待
5月2日付けで<なべ底相場からゴールデンクロス示現は「買い」>として紹介した、「中勢上昇相場入りに期待」のタケエイ(2151・M)は、今月30日で上場1周年を迎える。
建設現場から出る木材やガラスなど混合廃棄物の回収・処理を手掛けるが、8日に4380円まで買われ、1日に付けた年初来高値4240円を更新。4月下旬に上から順に週足、6週線、13週線、26週線と並ぶ「順」なパターンに復帰した強みが株価を押し上げているとみてよい。
東証1部市場が先行き高値波乱の様相を呈すならば、8日、マザーズ指数が跳ね上がったように、同社株が属すマザーズ株物色人気の高まりが期待される。ここは強気で押したい。
(株式評論家・熱田和雄)
- (1) W底確認が「買い」のサイン
- (2) 三角保ち合いは放れた方に付け(木村化工機)
- (3) 三角保ち合いは放れた方に付け(TAIYO)
- (4) なべ底相場からゴールデンクロス示現は「買い」(タケエイ)
- (5)三角保ち合いは放れた方に付け(日本風力開発)
- (6)長期下落基調銘柄の長期移動平均線上方かい離回復は買い(日本風力開発)
- (7)上値関門突破も先行き相場は全般相場のエネルギー次第(国際石油開発帝石HD)
- (8)200日移動平均線は中長期判断(基準)(日新製鋼)
- (9)押し目待ちに、押し目なし(新神戸電機)
- (10)最高値更新から一段高を目指す条件は?(日本製鋼所)
- (11)「窓」を空けた高値圏から上値を伺う主力株が高く跳ぶ!(NTT)
- (12)オルガノは短中期線GC示現で目先波乱も中期上値試す
- (13)調整局面は材料思惑株の押し目狙いが筋
- (14)長期下降トレンド後のナベ底形成は上昇相場始動のサイン
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.05.08 |特集

