中間期業績超過達成し通期予想を増額
ネットワンシステムズ<7518>(東1)は、中間好決算、通期業績予想増額修正を背景に、なべ底チャートから脱出し、1月23日に付けた8万9600円、9万円割れを基点に日足、週足、月足が揃って上昇基調入り。権利落ち修正で2000年高値からの長期じり安相場は一変、上昇基調入りしたと見てよい。ここから「強気の買い」で臨むべきであろう。
長期相場を見る月足ベースでは、1996年10月の新規上場来、1度だけ相場らしい相場があったきり。98年10月安値19万円からITバブル頂点の2000年3月高値504万円までの大急騰劇だ。が、その反動は大きく、その後は、株式分割落ちを3度挟み右肩下がりの長期低迷相場が続き、今年1月23日の(権利落ち修正前)上場来安値まで下げてきた。8月は超長期線の24カ月移動平均線を05年1月以来3年7カ月ぶりに上抜き、6カ月線は8月に24カ月線を、10月には24カ月線をそれぞれ上抜くゴールデン・クロス(GC)を示現した。また、7月に底打ちした12カ月線は24カ月線とのマイナス・カイ離を埋めつつあり、年明けまもなくGC示現が見込まれる。
週足ベースでは、8月15日の週に26週線が52週線を上抜くGCを示現しており、7月最終週には一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を突破済み。その後、10月10日や先週の暴落時には26週線を割り込む場面があったものの、1月安値を基点とした上昇基調入りは鮮明化している。
日足ベースでは、7月7日に75日線が200日線を上抜くGCを示現し、前週末には16万4000円まで買われ、8月11日につけた年初来高値16万4600円にあと600円と迫る場面があった。10月24日現在の貸借倍率は0.24倍と売り長にあり、長期低落基調を脱した新たな相場入りが期待される。
●ネットワンシステムズ<7518>(東1)

今期は4期ぶりの増益、10月には増額修正
ネットワンはコンピュータネットワークシステム構築に関するインテグレーション事業を手がける。10月29日13時に発表した09年3月期中間連結決算及び通期連結業績予想は、10月9日に増額修正した線に沿った好決算、好業績予想だった。
通期業績は前期比14%増収、34%営業増益、49%最終増益と急回復見通しにあり、4期ぶりの増収増益でいずれも2ケタ増となる。中間期営業利益は前年同期比63%増の34億円となり、従来予想を18億円上回った。通信業向けの次世代ネットワーク(NGN)の設備構築が好調で5割超の伸長となり、中央官庁など公共向け設備構築なども5割近い伸びとなった。つれて、通期営業利益予想は35%増の66億円と修正予想の34億円をも上回る見通しに修正した。
■(前回)プリマハム<2281>(東1)
大暴落で、もくろみ外れ
プリマハム<2281>(東1)は、前週末10月31日には179円まで買われ、3日連続で年初来高値を更新。28日に日経平均株価がバブル後最安値を更新する悪地合いのなか、あるいは29日からの全般反騰局面でも、利益確定売りをこなす展開が続いた。
さすがに、31日後半には、利益確定売りに小反落となった。9月30日安値106円から逆行高し、73円、68.9%の上昇とあって、今週から来週にかけては売り先行の展開となってもおかしくない。が、調整期間はクリスマスに向けての好買い場と見て、突っ込み買いで臨みたい。
>>前回のプリマハム<2281>(東1)
(株式評論家・熱田和雄)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.11.04 |特集

