デジタルハーツ<3620>(東マ)は、今年2月上場で、9月25日に株式分割落ちした後、全般暴落相場が展開した10月相場にも、1万円台央上位でのモミ合い相場で踏みとどまってきた。10月下旬の今期中間期決算の計画超過達成及び通期業績予想の増額修正を評価し、まず、モミ合い脱却に向けここから打診買いしたい。「分割権利落ちを修正したチャート」では、実は、3月安値23万円(修正後は7万6666円)を大底とした下値切り上げ基調に対し、5月27日の最高値64万5000円(修正後21万4999円)をトップとした上値切り下げの「三角保ち合い」を形成しており、10月以降これが煮詰まっており、保ち合い放れが近いことを示唆している。保ち合いは上下どちらかに放れた方に付くのが基本。
また、「権利落ち修正をしない日足チャート」でも、10月6日の分割落ち後高値19万4000円をトップに10月10日安値12万円をボトムとした三角保ち合いを形成しており、次第に上下幅が狭まっている。9月24日には25日移動平均線が75日線を上抜く短期のゴールデンクロスを示現し、相場の上昇基調入りを示唆した。また、前日17日には続伸し25日線を上抜いてきた、きょうも続伸となれば保ち合い上放れに向けさらに前進した格好となる。また、小反落となっても、下値切り上げ基調に変わりはない。
週足ベースでは、10月第3週に13週線が26週線を上抜き中期上昇基調入りを示唆、三角保ち合いも煮詰まってきたが、ここから10月6日の分割落ち後高値19万4000円を突破したところから新たな上昇波動入りしたと見てよい。
●デジタルハーツ<3620>(東マ)

今期業績予想増額の今春IPO銘柄
デジタルハーツは、今春2月4日にIPO(新規株式公開)したばかりで、「ゲームなどソフトウェアに発生する不都合を見つけ出す検査の請負を手がける」。デパックのアウトソーシングに特化して市場を開拓しており、コンシューマゲームリレーション事業を中心に、モバイルリレーション事業、アミューズメント機器リレーション事業を展開する。
10月下旬に発表した09年3月期中間期単独決算ではバンダイナムコゲームス向けが10%を占めているコンシューマゲーム事業をはじめ全部門の受注が好調に推移したことから計画を超過達成。売上高は前年同期比69%増の15億6200万円、営業利益は2.8倍増の2億7800万円と好調裏に着地した。
併せて、通期単独業績予想の増額修正を発表。売上高は従来予想を1億8400万円上回る前期比38%増の32億8500万円、営業利益は同1億400万円上回る同71%増の5億7500万円にそれぞれ修正した。予想1株は7813円。PER31倍台にも成長率の高さから割高感は乏しい。
■(前回)ウェザーニューズ<4825>(東1)
押し目買いを継続
ウェザーニューズ<4825>(東1)は、11日に、10月安値後の戻り高値1369円まで買われた後も高値圏での推移となっており、200日移動平均線へのプラスかい離を継続。次第に下がってきている75日線超えが見えてきた。週足ベースだと、52週線に下支えられた上昇基調にあり、昨年12月21日安値465円を基点とした上昇基調の調整はほぼ完了しつつあると読める。10月28日安値933円を割り込まない限り押し目買いを継続したい。
>>前回のウェザーニューズ<4825>(東1)
(株式評論家・熱田和雄)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.11.11 |特集

