セゾングループで情報処理、ソフト開発などを手がけるセゾン情報システム<9640>(JQ)の2009年相場に期待したい。同社株は昨年10月に423円の上場来安値を付けた後、反転。12月30日大納会には682円まで買われ、5月29日以来の7カ月ぶり高値水準をつけた。新年5日大発会寄り付きは670円で、8日には大納会高値に顔合わせする場面もあった。足もと、最安値423円から61%の上昇をみただけに一服入れても良いところ。ここからの調整局面、押し目場面を拾っていきたい。 日足ベースをチェックしよう。まず、昨年11月25日に25日移動平均線が75日線を上抜く短期線のミニ・ゴールデンクロス(GC)が示現。短期的な買いを示唆しており、11月、12月そして年明けのここまで25日線が下値サポートラインとなってきた。また、75日線が長期線の200日線に接近中で、この中・長期線がGCする日もそう遠くなさそうだ。そして、日足ベースの一目均衡表では、「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限を昨年10月31日に上抜いたが、これは07年11月以来ほぼ1年ぶりのことだ。
週足ベースで見ると、昨年12月最終週に13週線が中期線の重要指標である26週移動平均線を上抜くGCを示現、中勢相場の上昇転換を示唆した。もっとも、12月第4週には週足が長期線の52週線を上抜き、週足ベースの一目均衡表「雲」下限に急接近したことから、いったん、利益確定売りが出やすくなっている。週足では、05年9月の最終週に株式分割を実施すると同時に「雲」下限を割り込んだもので、直近では、「雲」下限が急落下中であり、「雲」の中に入りやすくなっている。そして、上限を突破する日もそう遠くないと予想される・
そして、長期線を見る月足ベースでは、07年2月に12カ月線が24カ月線を割り込む、長期線のデッドクロスを示現。昨年10月の上場来安値に沈み込んでしまった。ただ、既に最初の反転サインは点灯している。06年6月以来下げ続けてきた6週線が昨年12月より上方転換したのだ。
セゾン情報システム<9640>(JQ)

旧村上F系が大量保有の無借金・好財務割安銘柄
同社の筆頭株主はクレディセゾン<8253>(東1)、同社株の46.8%を保有する。今09年3月期連結業績予想は、流通システムの開発やパッケージソフトの販売が順調に推移しており、サービスの売上も伸び、小幅ながら増収増益見通しにある。
同社は有利子負債ゼロで、株主資本比率は63.2%と高い無借金の好財務会社。1株当り株主資本は730.5円でPBR(純資産倍率)は0.90倍と解散価値を割り込んでいる。今3月期予想連結PER7倍台と割安感も強い。連結ROE(株主資本利益率)は12.3倍と高い。そして、思惑材料もある。エフィッシモキャピタルマネージメント(旧村上ファンド関係者が設立したファンド)が昨年12月1日の大量保有報告書で保有株比率が9.83%から10.92%になったと報告しているのだ。
■(前回)コスモス薬品<3349>(東1)
押し目があれば突っ込み買い
コスモス薬品<3349>(東1)は、当欄紹介翌日の12月30日大納会に1405円の戻り高値を付けた後、年明け第1週6日には1240円まで下落した。「ここから打診買いし、もし、1200円台への押し目があれば突っ込み買いをする二段構えで臨むべきとみる」と紹介した線に沿った動きとなり、9日には前日に今09年5月期中間業績予想の増額修正を発表したことが好感され、1449円まで買われ昨年8月29日以来5カ月ぶり高値をつけた。ただ、同日の終値は1386円と上げ幅を縮小しており、高値圏で、サーベルを逆にしたような上ヒゲの長い小幅陰線を描いた。
きょう13日には中間期連結決算の発表を予定している。が、前週の業績修正時に、通期予想に関しては、経済情勢が不安定だとし従来予想を据え置いており、利益確定売りが出やすくなる。
しかし、今年4月の改正薬事法施行に伴う、ドラッグストア業界と他業種との業界再編の思惑もふくらみそうで、九州地区を地盤とする同社はさらに注目度がアップしても不思議ない!?
>>前回のコスモス薬品<3349>(東1)
(株式評論家・熱田和雄)
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2009.01.13 |特集



