特集 最高益更新銘柄 2008年12月
最高益更新銘柄特集
投資対象として希少価値ある好業績企業

最高益更新企業に注目

「増益維持」はキラリと光る存在 企業業績の悪化が目立っている。東証1部ベースでは09年3月期は6期連続増益にピリオドを打ち、7期ぶり減益に転じる。しかも、減益率は20%台と大きいものとなりそうだ。
 こうした中で、「最高益」を更新する企業は投資対象として希少価値。上場約4000社の中で最高益更新は非常に少なくなっているが、更新企業の特徴は得意専門分野で強さを発揮していることだ。景気後退の影響は避けられないとしても、得意分野であれば価格競争に巻き込まれることは少なく安定した業績をあげることができる。ともすれば、株式市場では夢を追うあまりに多角化の材料を評価しがち。
 しかし、成熟社会において、しかも、景気が厳しい場面においては得意分野で力を発揮している銘柄がクローズアップされる。紹介する銘柄は最高益でPER、利回りなどの指標は超割安。大いに見直す必要がある。

●最高益更新銘柄 「増益維持」はキラリと光る存在(順不同)

銘 柄 記 事
・川崎近海汽船<9179>(東2) 川崎近海汽船は主力の近海部門中心に内航、フェリー部門とも好調
・セントラル警備保障<9740>(東1) セントラル警備保障 無理なく事業の拡大推進
・翻訳センター<2483>(HC) 翻訳センターはリーディングカンパニーとして業界基準を築く
・ツクイ<2398>(JQ) ツクイ 「成長と収益のバランス」を重視した経営方針の下、業績順調
・マークテック<4954>(JQ) マークテックは7期連続の最高益更新へ、今期2ケタ成長見込む
・アクセル<6730>(東2) アクセル 独自の技術力を強みに差別化を図り上場以来5期連続の増収増益基調を継続
・日本電気硝子<5214>(東1) 日本電気硝子はディスプレイ・光関連の電子部品用ガラスが好調
・日本電産<6594>(東1) 日本電産はコア事業のHDD用好調、営業益、純益とも最高益更新で増配

提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.12 |特集