2011年02月17日
【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
フェイスブックが注目される中、SNS関連業界にも勢い!

■SNS関連業界はM&Aや合従連衡の可能性も?

 利用者数が世界中で急速に拡大しているフェイスブック(Facebook)の躍進は株式市場でも話題になっている。広告・マーケティング媒体としては世界首位級の価値を持つフェイスブックは、国内SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス「交流サイト」)関連業界では脅威ともチャンスとも捉えることができる。今後、SNS関連企業は、自らのプラットフォームにゲームや物販などを含めた多彩なサービス機能を追加していくという、総合プラットフォームを目指す形での事業展開が予想される。有力なゲームソフトや映像などを手掛けるエンターテインメント系企業の争奪戦や、有力サイト同士の合従連衡の可能性も高まるだろう。

■日本のSNS関連業界

 日本のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス「交流サイト」)関連企業としては、SNSサイト型で会員数が約2200万人のミクシィ<2121>(東マ)、携帯電話向けのソーシャルゲーム型で会員数2400万人強のディー・エヌ・エー<2432>(東1)、同2400万人弱のグリー<3632>(東1)が最大手級とされている。その他の関連企業としては、ブログ型で米ツイッター、サイバーエージェント<4751>(東マ)、口コミ・掲示板サイト型でカカクコム<2371>(東1)クックパッド<2193>(東マ)、動画型で米ユーチューブ、米ユーストリーム、ドワンゴ<3715>(東1)などがあり、ポータルサイト型のヤフー<4689>(東1)楽天<4755>(JQS)なども関連企業だろう。なおデジタルガレージ<4819>(JQS)は米ツイッター(Twitter)に出資し、その日本語版を運営している。

●【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
・ミクシィ<2121>(東マ) ミクシィは株価先行、再人気化には来期の大幅増益が必要不可欠に
・グリー<3632>(東1) グリーは増益ペースが高まる、海外展開の成否が株価の行方を決定
・ディー・エヌ・エー<2432>(東1) ディー・エヌ・エーは足元の増益織り込む、海外展開の動向に注目
・カカクコム<2371>(東1) カカクコムは来期業績が注目点、高成長路線評価を満たすかが鍵に
・サイバーエージェント<4751>(東マ) サイバーエージェントは大幅増益を見直す、原動力は会員数の増加
・デジタルガレージ<4819>(JQS) デジタルガレージはツイッターの成長性を取り込む相場展開に
・ドワンゴ<3715>(東1) ドワンゴは「ニコニコ動画」の成長力に期待、今期は増額が有力に
・クックパッド<2193>(東マ) クックパッドは増益率鈍化、会員数の増加数が株価予想の鍵になる
・楽天<4755>(JQS) 楽天は株価の先行に一巡感、業績のフォローを見守る局面へ移行
・ボルテージ<3639>(東マ) ボルテージは「GREE」向けのソーシャルアプリがヒット
・アイフリーク<3845>(JQG) アイフリークは分割落ち妥当値下回るが出直り余地
・イー・ガーディアン<6050>(東マ) イー・ガーディアンは妥当株価を模索する動きが続く
・インタースペース<2122>(東マ) インタースペースはソーシャルメディア事業へ本格参入
・クルーズ<2138>(JQS) クルーズはソーシャルゲーム関連人気の波及で急騰特性に弾み
・フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ) フライトシステムコンサルはソーシャル事業を本格始動!