好展開が期待できる大証ヘラクレス銘柄

ヘラクレス指数が底打ちから反発局面入り、当面、3分の1戻しの2064ポイントが目標

大証ヘラクレス指数 大証ヘラクレス指数が底打ちから出直り期待が高まった。若干、ヘラクレス指数について触れると全てのヘラクレス上場銘柄を対象としたニッポン・ニュー・マーケット「ヘラクレス指数」とスタンダード銘柄を対象としたスタンダード指数、そしてグロース上場銘柄を対象としたグロース指数がある。08年1月末現在でスタンダード93社、グロース80社の合計173社がヘラクレスに上場している。スダンダード銘柄は基準によって1号から3号まであり、それぞれの特徴を挙げると次の通りだ。
・スタンダード 基準第1号=収益性に特徴のある企業に適している。
   同   基準第2号=資産性に特徴のある企業に適している。
   同   基準第3号=市場性に特徴のある基準に適している。
・グロース基準=潜在的な成長性に特徴がもてつベンチャー型の企業に適した基準。
 これらの銘柄のすべてを対象としたのが「ヘラクレス指数」であり時価総額方式で2003年7月1日より算出されている。08年1月18日には1011.47ポイントとスタート時点の03年の1010.74ポイントまでほぼ往って来いとなったことで底打ち感が台頭した。上値抵抗線も抜いたことで、まず下げ幅の3分の1戻し2064ポイントを目指した動きとなるだろう。

三光ソフラン<1729> 単元株数=1000株

08年8月期は売上、利益とも過去最高更新へ


この写真についてのコメントを入力。この写真についてのコメントを入力。 埼玉県を地盤として、建設業を中核に派生するビジネスチャンスを取込み事業拡大を続け、不動産販売・介護・賃貸管理事業など子会社22社、関連会社1社を有し、全国規模での事業展開を進めている。
 建設事業及び不動産販売事業では、資産家を対象としたトータルプランを基にした土地の有効活用や、収益用マンション・アパートを富裕層だけでなく一般サラリーマン層へ「個人年金作り」として提案。営業エリアは埼玉県、東京都が主。
 介護事業は、子会社のメディカル・ケア・サービスが施設運営を担当し、全国展開。中でもグループホームの開設を積極的に行い、期末までに106棟を目標としている。介護付有料老人ホームについては、パイロットモデルである「アンサンブル大宮」が軌道に乗ってきている。今後は、デイサービス、ショートステイを加えた多機能型の複合介護施設も展開していく。
 賃貸管理事業は、子会社のアップルを中心に、グループで建設、購入、販売した物件の総合管理、賃貸仲介などを行っているが、マンション・アパートの入居管理や賃貸物件への入居斡旋など顧客満足度を一層高めていく。
 今08年8月期業績は、連結売上高280億円(前期比11.6%増)、経常利益27億円(同2.0%増)、純利益13億7000万円(同19.8%増)と前期に引き続き、売上・利益ともに過去最高を更新する見込み。

夢真ホールディングス<2362> 単元株数=1000株

得意の建設向け技術者派遣に経営資源集中し今期復配へ


 現社長の佐藤眞吾氏が日大の建築学部時代にアルバイトで施工図を描いていたことがきっかけで設立した会社。施工図とは、建築物の意匠図と構造設計を基に製作されるもので、設計図に記載されていない施工手順、施工方法などを詳細に明記したものである。施工図は日本独特のものであり、日本の建築物が美しいといわれる背景にもなっているという。この施工図と建設現場の監督者を養成し派遣する派遣事業をコアに事業を拡大、さらに、建設、不動産などを一貫して手がけるために積極的なM&Aによって、建設事業や不動産事業を手がけてきた。しかし、資金が固定化するため得策で無いと判断し、子会社の売却を決断し、大きく舵を切った。
 2年間掛けて買収した企業を売却することにより、借入金を返済し負債の圧縮に努め、財務体質の強化を図っている。さらに、中核事業である建設業界向けの技術者派遣へ経営資源を集中させることで、高収益企業への回帰を目指している。
 08年9月期連結業績予想は、売上高81億円(前期比79.1%減)、経常利益9億円(同72.9%増)、純利益5億1000万円(前期は4200万円の損失)と収益の急回復を見込む。
 前期に見送りとした配当は、年間2円(中間・期末1円ずつ)の復配を予定している。

バリオセキュア・ネットワークス<3809> 単元株数=1株

ネットセキュリティで世界基準を持つ国内唯一の実力


 インターネット社会で必要不可欠なセキュリティ事業を展開。技術力は断トツで、セキュリティ機器、OS、ソフトウェアを自社で開発。世界基準であるICSA(米国セキュリティ認定機関)のFirewall認定を、日本で唯一取得した企業として絶大の信頼度を誇る。また、自前で開発した製品であることから、低価格でのレンタル販売が可能なところが強み。加えて、販売パートナーにUSEN、SoftBank Telecom、KDDIなど大手通信会社をはじめ、有力インターネット事業者と契約。セキュリティサービス提供件数は2年で約2倍のペースで増加し、07年10月現在で2100ヶ所を突破した。
 同社が属するマネージドセキュリティ市場は、急拡大している。06年の市場規模は775億円であったが、08年1425億円、10年2190億円になると予測されていることから、業績も引き続き高い成長が見込めそうだ。
 08年5月期第1四半期決算は、売上高3億2300万円(前年同期比36.4%増)、経常利益1億1100万円(同2.44倍)、純利益6600万円(同2.64倍)と大幅増収増益と今期も好調な滑り出しとなっている。
 通期業績予想は、売上高13億6000万円(前期比25.1%増)、経常利益3億8000万円(同12.0%増)、純利益2億2800万円(同13.3%増)を見込んでいるが、進捗率で経常利益29.2%、純利益28.9%となっていることから、上振れ期待も高まる。

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