翻訳サービス業界最大のリーディングカンパニーである(株)翻訳センター(2483・大証ヘラクレス)の東郁男代表取締役社長に同社の現況と第一次中期経営計画について聞いた。

リスクモンスター株式会社の菅野健一社長に聞く

 リスクモンスター<3768>(HC)は、東京商工リサーチの情報を活用した「与信管理」サービスを手がける。社名にはリスクを意味するモンスター(怪獣)を暴れさせないように管理するという意味を込めたもの。景気拡大は6年以上に及ぶが、大企業と中小企業の格差拡大が顕著で与信ニーズは多い。上場3年で会員数4倍、売上2.3倍の高成長を果たし、次の中期3ヵ年計画では利業利益率14.4%(前期8.7%)を目指す。好きな言葉は「石の上にも3年」という菅野健一社長に近況と展望を聞いた。

■リスクの象徴である「モンスター」を暴れさせないようにするのが我々のビジネスへの思いです

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――個人投資家の皆さんが最初に関心を持たれるのは、社名について「どういう意味だろう」と思われることでしょう。社名に対する思いからお願いします。

菅野社長 ロゴと一体でご説明すると分かりやすいと思います。ロゴにはモンスター(怪獣)が描かれていますが、よく見ていただきますとモンスターが目を閉じているんですね。そこがポイントです。つまりリスクを意味する「モンスター」を眠らせたままにしておくという、我々のリスク管理ビジネスへの思いが込められています。世の中からリスクはなくならないと思っていますが、努力することで顕在化させることを防ぐことはできます。創業以来、与信管理を手がけている我々のビジネスの基本です。「クレジットモンスター」という社名も考えましたが、広くリスク全般として捉えて行くということで「リスクモンスター」にしました。

――創業以来というお話ですが、御社は2000年(平成12年)9月の会社設立です。当時の与信管理ビジネスは、かなりお忙しい時代ではありませんでしたか。

菅野社長 そうですね。設立当時の2000年、01年は相次ぐ大型企業の倒産も含め、倒産件数もピーク期でした。インターネットの普及と与信に対するニーズの高かったことが会社を設立する背景となっています。

――社長さんは、以前から与信に関係したお仕事をなさっていたのですか。

菅野社長 少し、私の経歴を申し上げます。1969年(昭和44年)5月生まれで今年39歳です。神奈川県の出身で学校は慶応大学法学部法律学科を1993年に卒業しまして、その年に日商岩井(現在の双日)に入社しました。最初に配属されたのが審査部管理課で国内与信を担当しました。以来、米国・日商岩井審査部や本社審査部で海外店の審査、国内・海外案件審査、投融資案件審査、債権回収実務、訴訟実務等に携わってきました。まさに与信・審査畑ひと筋です。2000年にグループ向け審査子会社の設立に深く関わる一方でグループ外向けに与信管理ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)サービス事業を企画・立案し、同年9月にリスクモンスター設立と同時に経営企画、データ工場、総務人事担当取締役に就任、2004年4月に専務取締役、同年6月に社長に就任しました。

――基本的な話で恐縮ですが、「与信管理」とはどういうお仕事ですか。

菅野社長 与信とは文字通り「信用を供与すること」です。信用取引では、将来、販売代金を現金にて回収できるかどうかは確実ではなく、常に回収できないかもしれないという不確実性を内包しています。そのため与信は管理を必要とし、与信管理を通じて販売代金の回収の確実性を高めて行くことが企業経営の重要な課題です。したがって、与信管理とは、「経営管理システムのなかの重要なサブシステムの一つである」「販売管理と財務管理をつなぐ管理システムである」「全社員にリスクマインドを理解させ、浸透させる継続的な啓蒙・教育」という特徴を含んでいます。とくに与信管理には複雑かつ会計、法律、経営など多くの知識が必要であり、管理部隊だけでなく営業部隊を含めた全社員で取り組むことが重要です。

■2008年3月期は上場3年、計画の会員数、売上高は突破

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――ところで、今年5月に「中期経営計画」をご発表になりました。概要をお願いします。

菅野社長 会社設立が2000年ですからまもなく設立10周年が近づいています。次の10年の継続的な成長に向かってどうあるべきかを考える大切な時期と捉えています。とくに、株式上場(2005年3月)から今年で3年経ちましたから、先ず、この3年の総括をして次の3年の計画を立てました。上場時の目標として3つ掲げていました。「法人会員5000」、「売上高成長率年30%」、「営業利益率30%」という3大目標です。

――実績はいかがでしたか。

菅野社長 「会員数」は平成20年3月期末では7,979件と目標を大きく上回り達成できました。平成17年3月期末の会員数は2,020件でしたから約4倍です。「売上高成長率」についても、売上高が平成17年3月期の8億2,000万円が平成20年3月期では18億8,400万円と229%の増加で年平均32%と、これも目標はクリアしました。ただ、「営業利益率」については平成20年3月期が8.7%と目標の30%には届きませんでした。これは、内部統制の構築など計画策定時には想定していなかった事業環境の変化への対応、サービスの品質向上及びシステムの安定化運用のための体制強化といった先行投資の負担が大きかったためです。

■次の3ヵ年計画「To the Next 10」では営業利益率14%台へ、配当も実施へ

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――新しい中期計画ではどのような方針で取り組んでいかれるのでしょうか。

菅野社長 申し上げましたように、次の10年を見据えて展開して行くということで、新しい3ヵ年中期経営計画は『To the Next 10』という名前をつけています。基本方針には「顧客を大切にして共に繁栄しよう」「プロフェッショナルリズムを繁栄の源泉にしよう」の2つを企業理念に置きまして、次の10年に向かって企業価値を高めて行きます。当社グループの事業を「与信管理サービス事業」「ビジネスポータル事業」「BPO事業」の3つに分類し、それぞれの事業分野へ戦略的に取り組んで行きます。

――数値としてはいかがですか。

菅野社長 2011年3月期に売上高28億8,400万円(2008年3月期は18億8,400万円)、営業利益4億1,400万円(同1億6,400万円)、営業利益率は14.4%(同8.7%)の計画です。

――配当については今後どのようにお考えですか。

菅野社長 そうですね、この新しい経営計画中には配当を開始したいと思っています。

――投資家の皆さんへ希望される点はいかがですか。

菅野社長 単年度の変化率ではなく長期の数字で見ていただき、長期で持ってくださいということです。立派な会社を拝見しますと、社員が誇りを持って仕事に当っていますので、我々も理念に基づきプロフェッショナルとしての誇りを持ち、全員で走る会社でありたいと考えています。また、申し上げました3つの事業は全てストック型のビジネスですから、3本柱での強い会社になって、「リスモン」グループとしての認知度を高めていくことが目標です。

■好きな言葉の『石の上にも3年』で全社員が仕事の面白さを追求

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――お好きな言葉は。

菅野社長 「石の上にも3年」です。諦めが悪く、粘る性格ではないかと思っています(笑)。わが社は転職組の社員が多いのですが、皆に「とにかく3年、そうしないと仕事の面白みが分からない」と言っています。

――最近の与信管理の動向を教えてください。

菅野社長 現在、自社開催のセミナーを定期的に行なっていますが、毎回短期的で定員に達してしまう程、引き合いがあります。企業の与信管理に関する強いニーズを感じます。

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