ミロク情報サービス<9928>(東2)は、平成23年3月期に連結経常利益30億7000万円(平成20年3月期計画8億円)を目標とする中期経営計画を推進する。昨年、会社設立30周年を迎え、さらに強固な経営基盤の確立を目指す。会計事務所及び企業向け会計・税務ソフトの開発販売の大手である同社の是枝周樹社長に聞いた。

設立30周年を迎え、さらなる経営基盤の強化を目指す是枝周樹(これえだ・ひろき)社長に聞く

■平成23年3月期、連結経常利益30億7000万円目標に中期経営計画を推進

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――まず、中期経営計画の数値についてお願いします。

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是枝社長
 単体と連結で申し上げますと、平成23年3月期に、「単体」で売上高190億円(平成20年3月期計画163億8000万円)、経常利益28億5000万円(同7億4000万円)、「連結」で売上高222億円(同188億1300万円)、経常利益30億7000万円(同8億円)をそれぞれ目標としています。とくに、単体での経常利益率15%の達成を掲げ収益性の向上に努めます。

――平成19年3月期の経常利益率1.61%、平成20年3月期計画の4.51%(いずれも単体)に対し、中期計画の経常利益率15%は飛躍的な向上ですね。

是枝社長
 当社は会計事務所とその顧問先を中心とした企業に支えられて成長を果たすことができましたが、さらなる成長性と安定性という観点から、なお一層の経営基盤強化が必要です。昨年、当社にとって設立30周年という節目の年を迎え「ベンチャースピリットで100年企業の礎を築こう」をスローガンに掲げ中期経営計画を策定しました。

――計画の骨格、事業戦略についてお願いします。

是枝社長
 「安定的な収益基盤を早期に確立し、継続的な業績拡大を実現する」ことを基本方針としています。この基本方針に基づき次の諸施策に取り組みます。

@ 保守サービスの充実・多様化による収益性向上を中心とした安定収入の大幅拡大=会計事務所向けビジネス及び中小企業向けビジネスにおいて、当社が提供している各種サービス品質のさらなる向上に努め、保守サービスの契約率向上を図ります。とくに、会計事務所マーケットにおいてはTVS(トータルバリューサービス)の内容充実により顧客満足度の向上を図ります。中小企業向けビジネスにおいては、従来からのソフトウエア運用支援サービスのサービス内容を拡充し、既存ユーザーにおける契約率の向上と新規顧客への100%契約獲得を目指しています。

ミロク会計人会連合会A 会計事務所マーケットにおける新規顧客の獲得=会計事務所マーケットにおける新規顧客の獲得は中小企業マーケットの顧客基盤を拡大することに繋がり、安定的な業績拡大を目指す上で極めて重要です。会計事務所のユーザー組織である ミロク会計人会連合会 との連携を強化して会員数の増強を支援するなど、会計事務所との共栄を推進します。

B 会計事務所とのパートナーシップを強化し、顧問先企業を中心とした新規企業の開拓による事業規模拡大=「ミロク」ブランドや主力商標ブランドの確立、認知度向上のために広告宣伝・販売活動への積極的な投資を行います。今後3年間で会計事務所の顧問先及び企業の新規顧客への売上を今期計画に対し約40%の増加を見込んでいます。特に今期より会計事務所の顧問先をターゲットとして会計事務所を通じて提供している「ACELINK Navi記帳くん07」の導入を促進し、平成23年3月期までに累計導入本数3万本達成を目指しています。

 このほか、C企業規模に合わせたソリューションビジネスの強化、DCSRへの取り組み強化のための業務改革の推進、などにも取り組んで行きます。

■新たな潜在マーケット(ユーザー顧問企業)をターゲットに積極的にアプローチ


――現在のユーザー数について教えてください。

是枝社長
 会計事務所マーケットは全国に3万2000事務所で、このうち当社のユーザーは8400事務所です。8,400の会計事務所が顧問をされている中小企業は約50万社と推定され、当社の潜在マーケットがここにあります。一方、当社の企業ユーザー数は1万7000社ですので、この50万社の潜在マーケットに対して、より積極的にアプローチすることで企業ユーザー数を大きく伸ばせると考えています。

――平成23年3月期でのセグメント別売上見通しをお願いします。

是枝社長
 平成23年3月期単体ベースですが、契約系の売上(ハード・ソフト・導入支援サービス売上など)は、125億4900万円、これは平成20年3月期計画比13%の伸びです。一方、安定系の収入(保守サービス収入など)は64億5000万円と平成20年3月期計画比23%の伸びを見込んでいます。もう少し内訳をご説明しますと契約系売上では平成20年3月期に導入する企業向け新システム等により24.6%増える見通しです。安定系収入では先ほどから申し上げています「保守」売上が25.2%増えますし、「記帳くん07」拡販によりソフト使用料が2.36倍の大きな伸びとなります。安定系の収入が増えることで経常利益率が大きく向上します。

(後記)

年12円配当継続で利回りは4.36%と魅力十分

 このほど発表の平成20年3月期の第3四半期(平成19年4〜12月)までの連結業績は売上高が前年同期比1.4%増、営業利益0.7%増、経常利益5.7%増だった。3月期通期では売上高1.2%増の188億1300万円、営業利益74.9%増の7億8200万円、経常利益86.9%増の8億円の見通し。予想1株利益12.9円、年12円配当を継続する。4日の株価275円に対し配当利回りは4.36%にもなる。中期経営計画で飛躍を目指す同社株は配当取りで魅力十分といえる。

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