| 注目の消費関連銘柄の売り時・買い時 |
消費関連銘柄の売り時・買い時

消費関連銘柄の売り時・買い時
| 世界景気後退に加え、日本では消費に構造的な変化の時代 「個人消費」は、言うまでもなく経済において大きい構成を占める。GDP(国内総生産)に占める個人消費セクターの比率は、消費好きのアメリカでは60%超と抜き出ている。借金してでも消費する国民性。さすがに、サブプライムローン問題以降は消費控えめのようだが、染み付いた消費好きは失せるものではない。再び元気を取り戻すだろう。日本でも「個人消費」は、GDPの50%程度を占める。各国とも消費が冷え込むと、景気への影響だけでなく、政治家には票に影響する。日本では「1人1万2000円の定額支給」が実施され景気への配慮がなされる。 少子高齢化で「胃袋の数」が減る方向、安くていい物でないと受け入れられない 2008年半ばの原油価格高騰で節約志向が強まりサイフの紐はきつくなった。追い討ちをかけるように世界景気の後退、非正規社員の解雇などでも加わり、自動車、家電製品、カメラ等の耐久消費材からファッション、外食、旅行などの支出も抑えられている。しかも、日本には少子高齢化で人口が減少方向に向かっている。早い話が「胃袋」の数が減って行く。衣食住すべての分野でパイが減って行く。 しかし、すべてだめかというと知恵と工夫によって、消費者に支持される商品、サービスを提供し、元気のよいところもある。衣料のファーストリテイリング<9883>、靴のエービーシーマート<2670>などのように。昔なら、不景気になれば食べ物屋をやればよかったが、今は厳しい。安易さは通用しない。消費者に支持される努力がないと継続できない。中国の食品が否定されたことも当然である。「本物消費志向」の時代である。今後、景気が回復に向かったとしても、安くいい物を提供できないと好成績を挙げることは難しい。 個人投資家に身近な消費関連銘柄を業績とチャートでウォッチ こうした消費変化の時代における消費関連銘柄の現状を株価の動きとセットで、「消費関連銘柄の買い時・売り時」として取り上げた。消費関連銘柄は数多くあり、しかも個人投資家に身近な存在だけに保有比率も高く関心は高いセクターである。 |

