2010年04月26日
決算情報 Media-IR 日本インタビュ新聞社

ピックルスコーポレーションの前10年2月期連結業績は減収大幅増益


■惣菜の売上は19.4%増と「ご飯がススムキムチ」が売上の牽引役となる

ピックルスコーポレーションのホームページ 漬物業界でトップのピックルスコーポレーション<2925>(JQ)は、23日に兜町平和ビルで、前10年2月期連結業績の決算説明会を開催した。
 代表取締役社長荻野芳朗氏は、前期の業績の概要と今期の方針について語った。
 前10年2月期連結業績の売上高は、182億3400万円(09年2月期比1.4%減)、営業利益5億3600万円(同34.5%増)、経常利益5億8300万円(同41.0%増)、純利益3億2200万円(同58.9%増)と減収ながら、大幅増益を達成。
 「前期の業績は減収ながら、大幅増益で順調でありましたが、マイナス面は個人消費の冷え込み、商品単価の下落傾向等厳しい外部環境でありました」(荻野社長)と前期を振り返った。ところが、昨年10月に販売を開始した「ご飯がススムキムチ」が人気化し、好調に売上を伸ばしたことで、売上は急増。また、天候の安定、契約栽培への取組により、原料野菜調達価格が安価で安定したうえに、製造コスト削減が功奏したことで、大幅増益となった。
 同社で製造する製品売上高(浅漬け、惣菜、ふる漬け)は101億6100万円(同2.1%増)、仕入商品売上高(仕入漬物、青果物)は80億7300万円(同5.5%減)であった。なかでも惣菜の売上は21億2500万円(19.4%増)と「ご飯がススムキムチ」が売上の牽引役となり、製品売上高は大幅増収となった。

■取引のなかったスーパーからも取引の要望があり、新規顧客の開拓が進む

 販路別売上を見ると、量販店106億7500万円(同4.3%増)、コンビニ38億5500万円(同11.6%減)、外食・その他37億400万円(同5.2%減)となっている。
 量販店の売上が伸びているのは、「ご飯がススムキムチ」の販売が好調なことから、これまで取引のなかったスーパーからも取引の要望があり、新規顧客の開拓が進んだことによる。「ご飯がススムキムチの今期売上高は、25億円を見込んでいるが、3月、4月の勢いを見るともっといけるのではないかと思う」(荻野社長)と「ご飯がススムキムチ」の効果で、新規顧客を開拓したことから今期も大幅増の売上を期待している。
 これまで取引のなかった量販店で、新規に取引を開始したところは、コープ札幌、ライフ、東急ストア等である。
 財務面を見ると、関西工場を取得するために長期借入金が増加し、固定負債は28億7600万円(同17億4900万円増)となったことから、自己資本比率は、45.4%(09年2月期48.3%)となった。
 今11年2月期連結業績予想は、売上高195億5500万円(前期比7.2%増)、営業利益6億2300万円(同16.1%増)、経常利益6億7000万円(同14.9%増)、純利益3億3000万円(同2.6%増)を見込む。最終利益の伸びが少ないのは、借りていた工場跡地の整理で、特損を見込んでいるため。
 直近の株価は370円。PBR0.43倍、今期予想PER7.15倍。「ご飯がススムキムチ」がナショナルブランドとなり、新規取引先が増えていることから、今期の業績も期待できる。