2011年05月18日
決算情報 Media-IR 日本インタビュ新聞社

クレスコの前11年3月期は増収増益を達成


■アイオス、インフィニードの子会社化が貢献

クレスコのホームページ クレスコ<4674>(東1)は、前11年3月期連結業績を9日に発表した。
 売上高157億2100万円(10年3月期比19.5%増)、営業利益8億2300万円(同3.03倍)、経常利益10億5100万円(同2.22倍)、純利益6億1300万円(同4.89倍)と増収増益を達成。
 事業別の概況と売上高を見ると、ソフト開発事業の公共・サービス分野は、宅配便関連の受注がやや鈍化した影響で、3500万円増の微増にとどまり、38億8100万円(同0.9%増)となった。金融・保険分野および流通、その他の分野は、アイオス、インフィニードの子会社化が貢献し、23億6300万円上回り、86億3000万円(同37.7%増)であった。
 組込型開発事業は、デジタルテレビが減少したものの、通信分野及びカーエレクトロニクス分野が前年同期を上回り30億9400万円(同7.2%増)となった。
 商品・製品販売は、前年同期を下回り、1億1500万円(同23.8%減)であった。
 総資産は、116億9800万円(同12億500万円増)、自己資本比率は65.4%(10年3月期末71.9%)となっている。

■四半期毎の売上高、受注高は共に前年ベースを上回る

 クレスコ単体の通期を振り返ると、IT投資は引き合いが増加するものの、案件決定までの期間が長期化し、依然として顧客側の慎重な姿勢は変わっておらず、ビジネスの絶対量の確保、新サービスの拡販体制強化、新たなビジネス需要への対応と3つの課題が残った。
  セグメント別の前期の売上高は、金融関連57億8000万円(同57.4%増)、公共・サービス38億8100万円(同0.9%増)、流通・その他28億5000万円(同9.8%増)、通信システム9億6600万円(同7.7%増)、カーエレクトロニクス17億1800万円(同14.8%増)、その他4億900万円(同17.0%減)、商品・製品販売1億1500万円(同23.8%減)。
 4半期毎の売上高、受注高の推移を見ると、第1四半期38億6200万円(前年同期比28.8%増)、42億7400万円(同28.6%増)、第2四半期38億6400万円(同18.8%増)、38億3100万円(同32.3%増)、第3四半期37億9200万円(同20.3%増)、38億3100万円(同13.2%増)、第4四半期42億300万円(同12.2%増)、40億5000万円(同41.5%増)と売上高、受注高は共に前年ベースを上回った。

■今後は、需要の見込める顧客や産業分野に積極的にアプローチ

 前期は「クレスコ大改革」を断行し、アイオス、インフィニードを子会社化する等、「利益の出る体質、体制」への刷新を推進するとともに、不採算プロジェクトの撲滅、コスト削減、稼働率向上を通して更なる収益性の改善に取り組んだ。同業他社の業績が伸び悩む中、増収増益と増配を実現したことは評価したい。
今期は、先行きの不透明感は拭えない環境ではあるが、連結ベースで売上高165億円(前期比5.0%増)、営業利益9億8000万円(同19.0%増)、経常利益11億3000万円(同7.5%増)、純利益6億円(同2.2%減)を見込んでいる。
 今期の重点施策として、営業部門の拡充、グループ本部の設置、疑似カンパニー制の強化、政策予算の確保、モバイル(スマートデバイス等)への取組みを挙げている。
 今後は、企業グループのシナジーを一層強めるとともに、「ワンストップ・ソリューション」を通して、需要の見込める顧客や産業分野に積極的なアプローチを行っていく。また、「顧客創造」をテーマに、新たなサービスモデルの構築と戦略的・網羅的な営業活動を展開していく方針。

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