2008年9月
近況リポート Media-IR 日本インタビュ新聞社

マースエンジニアリング パーソナル3の新製品発表記者会見を行う


 マースエンジニアリング<6419>(東1)は、3日にパーソナルPCシステム3(以下、パーソナル3)の新製品発表記者会見を行った。既に、大阪、福岡で展示会を開いているが、140社、319名と多くの業界関係者が集まったことからパーソナル3に関する注目が高まっていると同社では手応えを感じている。
 同社は、パチンコの周辺機器メーカーである。技術力には定評があり、業界では一目置かれた存在。しかも、玉積みを必要としないパーソナルPCシステムを開発したことで、業界では今後の動向に注目している。同社は今年の2月までにパーソナルPCシステムの導入件数を100件目標に営業を行ってきたが、玉積みを必要としないため人件費の70%を削減できることから関心は高まるものの、パーソナルを設置するには島(パチンコ台の設置箇所)を建て直す必要があり、一定期間の工事期間がかかることから、導入に慎重になる店舗が多く、85件の導入に留まった。そこで、開発されたのがパーソナル2、さらに改良されたパーソナル3で、島の建て直しをせずに設置することができるため、工事期間も短く、経費も少なくて済むことから、導入ペースが速まってきた。4月から8月の5ヶ月間で82件が導入し、合計167件となった。しかも全台をパーソナルに入れ替える店舗が102店舗、一部導入が65店舗とパーソナルを本格的に導入する店舗が多い。また、全店舗数の1%を超える店舗がパーソナルを導入したことで認知度が高まり、今後加速度的に導入が進むものと予想されている。
 09年3月期第1四半期連結業績を見ると売上高71億2100万円(前年同期比12.4%増)、経常利益16億9200万円(同24.6%増)、純利益9億6800万円(同20.2%増)と2ケタの増収増益である。
 パーソナル2、3の新製品を投入したことで、導入する店舗数が急増していることから9月中間の決算に注目が集まる。
 株価は、既に急騰していて、2500円を窺う勢いであるが、同社のパーソナルの売上は緒についたばかりであり、業績も急拡大するものと期待される。
提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.09 |特集