2008年10月28日
決算情報 Media-IR 日本インタビュ新聞社

ピックルスコーポレーション 漬物業界のリーディングカンパニー


漬物業界で唯一といえる全国規模の販売体制を既に構築

ピックルスコーポレーションのホームページ ピックルスコーポレーション<2925>(JQ)の09年2月期第2四半期決算説明会が24日に開催された。
 決算短信は10月17日に発表されている。第2四半期連結業績の売上高は94億6200万円(前年同期比6.2%増)、経常利益は投資有価証券償還損3300万円を計上したことから2億5500万円(同14.6%減)、純利益は固定資産除却損3700万円を計上したため1億2700万円(同32.8%減)と大幅減益となった。しかし、当初計画と比較すると売上高は3.0%減と計画値を下回ったものの、経常利益38.2%増、純利益34.0%増と利益面では計画を大幅に上回る結果となった。
 同社は漬物業界のリーディングカンパニーで年商170億円。この業界は年々寡占化が進んでいて、2000社あった企業が現在は約1300社まで減少している。今後も更に減少すると思われる。中でも同社は設立当初からセブンイレブンと取引を開始し、セブンイレブンの全国展開とともに生産・流通体制を強化すると共に、M&Aを5回実施し、供給体制を充実していることから、漬物業界で唯一といえる全国規模の販売体制を既に構築している。


9月に新商品「こうちゃんの!幸せキムチ」を全国一斉販売

 主な製品は、浅漬、キムチ、惣菜、ふる漬。国産野菜にこだわり、農家との契約栽培を推進している。契約栽培の野菜は全体の70%までに伸びてきている。また、食の安心・安全の面から保存料・合成着色料などの添加物は一切使用していない。年々売上が伸びているのは、販売網が延びていることもあるが、食の安全・安心に熱心に取り組む企業の姿勢を消費者が評価している表れともいえる。
 今後の経営戦略を見ると、まず浅漬に次ぐ商品の開発として、惣菜製品、キムチ製品の拡充に取り組んでいる。前期の惣菜の売上高は25.1%増の13億9200万円と順調であったが、今期は量販店向けの製品開発を強化する一方で、惣菜売り場への提案を強化している。売上目標として、23.6%増の17億2200万円を掲げている。キムチ製品については、9月に新商品「こうちゃんの!幸せキムチ」の全国一斉販売を開始した。また、叙々苑キムチに次ぐ「叙々苑ミックスキムチ」を8月より販売開始している。売上拡大策として販売促進キャンペーンや、広告宣伝活動を積極的に展開し、キムチ製品の柱に成長させていく方針。


11年2月期までに連結売上高215億円を目指す

 もうひとつの経営戦略としては、現在不採算部門である札幌フレスト、中京工場、宮城・福島工場の改善である。札幌フレストは今期営業利益600万円となり黒字化する予定。中京工場は前期の営業損失4800万円から今期は2800万円の損失と損失幅を縮小し、来期に黒字化を目指す。宮城・福島工場も前期営業損失4000万円から今期は800万円の損失までに縮小し、同じく来期には黒字化する予定。これまで取り組んできた経営改善が進んできていることから、黒字化にもう一歩という状況である。
 今期連結業績予想は売上高193億2800万円(前期比8.2%増)、経常利益3億9000万円(同4.4%増)、純利益1億7700万円(同13.7%減)を見込んでいる。
 先述しているように、同社の強みは、徹底的に国産野菜にこだわり、契約農家の野菜を使用し、消費者の信頼を得ていることと販売網を全国に構築していることである。今後は、惣菜の売上拡大に努めるとともに、浅漬、叙々苑キムチに続くヒット商品を増やし、現在の市場シェア4.5%を10%に伸ばす方針。まずは、中期経営目標として、11年2月期までに連結売上高215億円、営業利益5億円、経常利益5億5000万円の数値を掲げている。
 業績は右肩上がりであるが、唯一懸念されることは、株価の売買高である。浮動株数の増加、売買単位の引き下げのいずれかが予想される。


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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.10 |特集