2013年08月13日
決算情報メディアアイアール 日本インタビュ新聞社

電算システム:第2四半期業績は、増収大幅増益で売上高、利益ともに過去最高


■情報サービス事業、収納代行サービス事業共に増収大幅増益

 電算システム<3630>(東1)の今期13年12月期第2四半期決算説明会は、8月6日に開催された。

 第2四半期の業績は、売上高121億28百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益5億27百万円(同51.7%増)、経常利益5億20百万円(同44.1%増)、純利益2億95百万円(同51.7%増)と増収大幅増益で売上高、利益ともに過去最高となった。また、業績は当初計画をすべて上回り、特に利益面での上振れは大幅で、営業・経常・純利益ともに30%を上回った。

 情報サービス事業(情報処理、ソフトウェア受託開発、情報システム構築、商品販売)と、収納代行サービス事業(コンビニ収納代行サービスやネットショッピング決済、電子マネー決済などの決済サービス)を展開している。さらに収納代行サービス事業では、12年にコンビニを窓口とする国際送金サービス等を取り扱う決済イノベーションサービスも開始している。

 セグメント別の売上高・営業利益は、情報サービス事業の売上高60億14百万円(同1.5%増)、営業利益2億94百万円(同74.0%増)、利益率4.9%と前年同期比で2.0ポイント上昇した。売上高の伸びに比較して、営業利益の伸びが大幅に伸びているのは、前期に利益率の低い大口の機器販売があった影響による。

 収納代行サービス事業の売上高は61億14百万円(同9.3%増)、営業利益2億22百万円(同29.1%増)、利益率3.6%と前年同期比0.6ポイント上昇した。しかし、営業利益は計画を下回った。その理由としては、決済サービスの価格競争による処理単価の低下及びマーケティング費用が嵩んだことを挙げている。

情報サービス事業の売上高の内訳は、情報処理サービス17億3百万円(同7.8%増)、システムソリューション15億16百万円(同12.1%減)、システムインテグレーション18億64百万円(同7.4%増)、商品販売9億29百万円(同5.0%増)となっている。システムソリューションだけが減収となっているのは、大口取引先の投資抑制の影響。

 収納代行サービス事業の売上高のほとんどが決済サービスである。その決済サービスは払込決済サービス53億15百万円(同8.9%増)、ペーパーレス決済サービス4億87百万円(同13.0%増)、口座振替サービス2億47百万円(同3.8%増)とそれぞれのサービスで増収となっている。もう一つの決済イノベーションの売上高(国際送金サービス、収納窓口開拓)は65百万円(同41.3%増)と大幅増収となったものの、計画比でみると5.8%下回る結果となった。しかし、規模の面からみて決済イノベーションが収納代行サービス事業セグメントに与える影響は小さいものと言える。これらの結果、2つのセグメントを合計した事業全体の進捗状況は、売上高、利益面共に当初計画を大幅に上回るペースで推移していることから、第2四半期までの業績は順調に推移したといえる。

■国際送金事業は上期にマーケッティングを実施していることで、下期には収益性が向上

 今期通期連結業績予想は、売上高253億円(前期比8.3%増)、営業利益10億10百万円(同11.8%増)、経常利益10億10百万円(同8.8%増)、純利益5億78百万円(同11.8%増)を見込んでいる。

 通期の業績を達成するために、下期の業績予想は、売上高131億72百万円、営業利益4億83百万円、経常利益4億90百万円、純利益2億83百万円を見込む。

 下期の情報サービス事業の業績予想は、売上高67億86百万円、営業利益1億80百万円を見込んでいる。営業利益率は上半期の4.9%から2.7%へと低下すると見ている。原因は、建設中のデータセンターの立ち上げに伴うコスト増を見込むため。

 下期の収納代行サービス事業の業績予想は、売上高63億86百万円、営業利益3億13百万円を見込む。営業利益率は上半期の3.6%から4.9%へと利益率の改善を見込んでいる。

 下期の課題としては、スタートアップ事業である国際送金事業と新しいIDCである東濃データセンターの立ち上げを軌道に乗せることを挙げている。国際送金事業は上期にマーケッティングを実施していることで、下期には収益性が高くなると見ている。

 次にストック事業の強化を挙げている。具体的には、収納代行、BPО(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、GoogleApps等の従来の事業を拡大することと、システムインテグレーション事業のクラウドサービス比率を向上することで、ストックの比率を高める。

 更に、ソフト開発事業の新分野への展開を掲げている。ソフト業界もスマートフォンの普及に伴い、クラウド・モバイル関連分野の需要が旺盛であることから、この分野の需要の開拓に注力する。

 以上の取組を進め、2015年12月期には、売上高307億円、営業利益15億40百万円、経常利益15億40百万円、純利益8億99百万円の達成を中期目標として掲げている。

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