2013年05月23日
決算情報メディアアイアール 日本インタビュ新聞社

ぱど:主力である紙媒体の商品力の向上に努めた結果、5期ぶりに増収となる


■10月に池袋を中心にして『アーバンぱど』を創刊、好調に推移

 無料情報誌のぱど<4833>(JQG)は、「ぱど家庭版」の発行エリアの区分を見直すなど、主力である紙媒体の商品力の向上に努めた結果、5期ぶりに増収となった。

 前13年3月期連結業績は、売上高81億10百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益54百万円(同137.4%増)、経常利益80百万円(同33.9%増)、純利益△1億4百万円と増収となり、営業・経常利益は共に大幅増益となった。最終利益に関しては、機器の在庫、ソフトの評価損を特別損失として計上したことで、赤字となった。

 21日に開催された決算説明会で、同社代表取締役社長倉橋泰氏は、現在の営業の状況について、以下のように語った。

 「富裕層をターゲットとして、昨年6月に富裕層向けの媒体『アフルエント』を創刊しました。これは季刊本で、現在4号まで出しています。東京都の中心に住んでいらっしゃる高額所得者向けの媒体です。配布の方法は、輸入車・国産高級車のオーナーに対してのDM配送と、業者さんと組んで、都内の高級マンションへの宅配です。アンケートの結果では、一番ニーズがあるのは旅行ということなので、現在は旅行を前面に出して行っています。次に、昨年の10月に池袋を中心にして『アーバンぱど』を創刊しました。こちらは配布方法としては宅配でございます。都心部はラックが多いのですが、あえて戸別配布を行っています。『ぱど』自体は主婦をターゲットにして住宅地に配布しています。しかし、東京の中心、横浜の中心は、なかなか配布してくれる主婦アルバイトの方がいらっしゃらない、また、マンションもロックアウトのところが多いので配布できないということがあり、一度撤退しています。そういう理由で、配布地域はドーナッツ状になっていました。そこでいろいろ調査をしてみると、都市部といってもその周辺部、例えば、渋谷のすぐ横の中目黒とか三軒茶屋とか、池袋の少し外側の部分では、結構住居も多く、単身者かDINKSの方が多く、子供のいない家庭が多いことが分かりました。以前、この地区にぱどを出していた時に、反響的にはさほど芳しくありませんでした。例えば、塾の広告を出しても反応はありませんでした。子供さんが少ないので当然といえます。そこで、ぱどを配布している内側のDINKSを狙って『アーバンぱど』を創刊しました。スタートの池袋が非常に好調だったこともありまして、今年3月に渋谷、新宿、中野、4月に荻窪に出しました。現在のところ順調に推移していまして、まだまだ発行できる余地がありますので、今後も5版、10版と出していく予定です。まとめてみると、これまで都心部はポッカリと穴が開いていましたが、こちらを『アーバンぱど』で埋めていきます。外側の部分は従来のぱどを強化していきます。また、ぱどだけでなく、幼稚園、保育園で配布する『まみたん』は昨年5版増やしています。それから都心部のオフィス地域には、OLを狙って「L'alaPado」「BuzzClip」「ハマカラ」を配布していきます。」と現在の取組を語った。

 業種別の主要顧客の中で、売上の伸び率が高かったのは、進学46%増、不動産22%増、習い事18%増、スポーツ17%増であった。塾、不動産が伸びた理由は、専門チームを作ったことが挙げられる。この他に、ブライダルについても力を入れている。今期は、更に、富裕層、シニア、チェーン店についても注力し、ターゲット層の深堀を行う計画。

 以上のことを実施することで、今期業績予想は、売上高88億円(前期比8.5%増)、営業利益1億80百万円(同228.5%増)、経常利益2億円(同148.9%増)、純利益1億30百万円と2期連続の増収で、大幅増益を見込んでいる。

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