2013年11月12日
決算情報メディアアイアール 日本インタビュ新聞社

ワークマン:第2四半期業績は増収増益


■今年7月に竜王流通センターが稼働し、物流の効率化とリードタイム1日の短縮が実現

 作業着、作業用品のワークマン<7564>(JQS)は、今年7月に竜王流通センター(滋賀県竜王町)が稼働し、西日本地域295店舗へ発送を開始したことから物流の効率化とリードタイム1日の短縮が実現している。

 このような状況の中で、11月5日に今期14年3月期第2四半期決算説明会が行われた。

 営業総収入218億88百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益33億45百万円(同4.4%増)、経常利益38億38百万円(同3.6%増)、純利益21億43百万円(同3.7%増)と増収増益。

 新規出店数は11店舗、9月末の総店舗数は721店舗となった。また、初めて島根県に出店したことで、本州の全都府県への出店を果たす。

 FC店舗は、今期19店舗増加したことで9月末のFC店舗は610店舗となり、フランチャイズ・ストア比率は84.6%と前期末比1.4ポイントアップした。

 販売強化策としては、EDLP(エブリデ―・ロー・プライス)商品207アイテムを新規導入し、他店舗との差別化を促進した。

 商品別売上高は、ファミリー衣料27億97百万円(前年同期比3.5%増)、カジュアルウエア33億46百万円(同4.1%増)、ワーキングウエア90億60百万円(同3.4%増)、履物65億62百万円(同3.7%増)、作業用品83億55百万円(同6.4%増)、その他10億59百万円(同1.8%増)と全ての商品の売上高が前期を上回った。

 ほぼ計画通りの業績となったことから、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

■今期通期業績予想は増収増益で4期連続の最高益更新を見込む

 今期通期業績予想は、営業総収入476億90百万円(前期比5.8%増)、営業利益80億円(同8.2%増)、経常利益90億60百万円(同7.4%増)、純利益53億90百万円(同6.9%増)と増収増益で4期連続の最高益更新を見込む。

 業績予想を実現するため、PB商品の開発で商品力を強化する、「重ね着スタイル」を提案して買い上げ点数のアップを図る、テレビCM放映で客数の増加を図る等の取組を進めている。

 PB商品は、2011年1月より全店で展開し、今期9月末現在でアイテム数は152となっている。PB商品の売上高は、11年9月末7億76百万円、12年9月末15億88百万円、13年9月末24億78百万円と順調に伸びている。売上高に対する構成比率は、11年9月末2.7%、12年9月末5.3%、13年9月末7.9%。中期的には20%を目指す。

 また、調達コストを削減するために、海外直接貿易取引を拡大する。品質については、機能性をアップした新規商品の開発を推進することで、他社との差別化を図る。中でも戦略的な商品を「WORKMAN BEST」で展開し、今期は「重ね着スタイル」を提案し、買い上げ点数のアップを図る。

 直近10月の月間売上高、客数は今期で1番の伸びとなっていることから、下半期の業績も寒さが増すにつれて、順調に推移するものと予想される。

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