提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2015.05 |特集
特集 最高益更新銘柄 2015年
これからは選別の局面 | |
マーケットでは、企業業績が上向きとなってきた中で、とくに、過去最高の利益、いわゆる「最高益更新銘柄」に投資する動きが活発となっている。 リーマンショック、欧州経済後退、中国問題などから、上場企業は積極的な設備投資を控え、有利子不参削減、人員削減などの内部強化と海外強化に取組んできた。とくに、デフレ経済の下での企業業績は、「利益はそこそこ」ながら、「売上は芳しくない」、という状況が続いた。 それが、アベノミクスにより、これからは売上も伸びることが期待できる局面となっている。とくに、各企業ともスリムな体質としたことで損益分岐点を引き下げているため、売上が増えれば、それ以上に利益が大きく増えることが期待できる。 もちろん、アベノミクス効果で景気が良くなるとはいっても、今の日本には以前の景気回復局面とは異なり、「少子高齢化」、「エネルギー」という頭の痛い問題を抱えている。つまり、景気が良くなるからといって、すべての企業に同じように業績向上の果実が見込めるというわけでもない。 これまでの経済停滞期にどのような構造改革の対策を採ってきたか、どのような新製品・新技術関連投資をやってきたかによって違いが出てくるはずである。そうした企業活動の努力の結果は、過去最高の利益更新という形で投資家の前に姿を現してくる。営業利益、経常利益、純益のいずれかでも過去最高を更新すれば株価に大きく反応する。 アベノミクス相場で、これまでは、「なんでも買い」だったが、これからは選別の局面を迎える。その際の有力な物差しが「最高益更新」である。 |
●最高益更新銘柄特集「これからは選別の局面、有力な物差し」(順不同)
●最高益更新銘柄特集「これからは選別の局面、有力な物差し」(順不同)
銘 柄 | 記 事 |
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・サクセスホールディングス<6065>(東2) | サクセスホールディングス:施設数は08年から倍増し、13年は234施設 |