2014年1月30日
決算情報メディアアイアール 日本インタビュ新聞社

パシフィックネット:第2四半期は主力の引取回収・販売事業は中古パソコンの入荷台数増加などが寄与して営業損益が大幅に改善


■パシフィックネットは急騰の過熱感解消、収益改善を評価する流れに変化なく上値を試す

 中古パソコンなどのリユース事業を展開するパシフィックネット<3021>(東マ)の株価は年初の急騰の反動局面だったが。収益改善を評価する流れに変化はなく、過熱感が薄れて再上昇のタイミングが接近しているようだ。

 パソコン、タブレット端末、スマートフォンなど中古情報機器の引取回収・販売事業を主力として、レンタル事業も展開している。13年10月に旗艦店としてオープンした「PCNETアキバ本店」など全国主要都市に9店舗を展開し、主要仕入先のリース・レンタル会社や一般法人からの引取回収を強化するとともに、業務プロセス効率化による収益力向上に取り組んでいる。

 今期(14年5月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比12.4%増の38億87百万円、営業利益が同48.1%増の2億13百万円、経常利益が同39.3%増の2億30百万円、純利益が同59.5%増の1億13百万円としている。レンタル需要はパソコン価格低下に伴って購入へシフトする傾向を強めているためやや低調だが、主力の引取回収・販売事業は中古パソコンの入荷台数増加などが寄与して営業損益が大幅に改善する。

 1月9日発表の第2四半期累計(6月〜11月)連結業績は、一般法人等への引取・販売営業強化も寄与して前年同期比10.7%増収となり、抜本的な生産性向上策の効果で売上総利益率が同5.9ポイント改善して営業利益は同3.7倍増益、経常利益は同3.1倍増益、純利益は同6.3倍増益だった。通期見通しに対する進捗率は売上高が46.7%、営業利益が59.2%、経常利益が60.0%、純利益が71.7%と高水準である。通期利益は増額の可能性があるだろう。

 米マイクロソフトのOS「ウインドウズXP」サポート終了(14年4月)に伴って、パソコンの引取回収・販売の需要は増加傾向を強めている。本格的な入れ替え需要は14年秋頃まで続く見込みだ。さらに「ウインドウズXP」と操作が似ている「ウインドウズ7」搭載モデル中古パソコンの販売も好調のようだ。新品パソコンの価格下げ止まりなどで中古情報機器市場全体が回復傾向を強めており、生産性向上策の効果も寄与して来期(15年5月期)は一段の収益向上が期待される。

 株価の動きを見ると年初に動意付き、1月8日には2109円まで急騰して昨年11月高値1943円を突破した。1月7日に発表した第2四半期累計の利益増額修正も好感した形だ。その後は急騰の反動局面となり、全般地合い悪化の影響も受ける形で1300円台まで反落したが、足元では切り返しの動きを強めている。1月28日には1500円台まで戻す場面があった。過熱感が薄れたようだ。なお2月28日を基準日(効力発生日3月1日)として1株を2株に分割する。

 1月28日の終値1459円を指標面(3月1日付株式2分割前)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS43円79銭で算出)は33倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS646円66銭で算出)は2.3倍近辺である。急騰と急落を繰り返す傾向があるが、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。収益改善を評価する流れに変化はなく上値を試す展開だろう。

>>パシフィックネットのMedia−IR企業情報

>>トップメニューへ