2013年05月15日
決算情報メディアアイアール 日本インタビュ新聞社

トーソー:カーテンレール業界では60年以上にわたり業界NO.1


■13年3月期連結業績は増収2ケタ増益

 窓周りのインテリア製品の製造・販売を行うトーソー<5956>(東2)の前13年3月期決算説明会が10日に開催された。

 同社グループは、室内装飾関連事業6社と、その他の事業3社を合わせて9社からなる。売上構成比率は、室内装飾関連事業98%、その他の事業2%。

 売上のほとんどを占める室内装飾関連事業の売上構成比率は、カーテンレール類48%、ブラインド類40%、間仕切り類2%、その他(取り付け工事、運賃等)10%となっている

 カーテンレール類の市場規模は約234億円あるが、そのうちの約50%を同社が占めている。カーテンレール業界では、60年以上にわたり業界NO.1である。

 ブラインド類の市場規模は約594億円。うち同社のシェアは第3位の約15%である。シェアは拡大の余地があり、現在売上高は伸びてきている。

 全売上の2%を占めるその他事業は、主に、介護用品の一つであるステッキの製造・販売を行っている。

 同社は08年、09年と2期連続で赤字決算となったが、10年3月期は減収ながら大幅増益で黒字転換し、その後2期連続の増収で黒字を継続している。

 その様な状況で、前13年3月期連結業績は、売上高223億55百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益8億81百万円(同13.1%増)、経常利益8億61百万円(同17.3%増)、純利益4億10百万円(同45.1%増)と増収2ケタ増益となった。

■カーテンレール類、ブラインド類、介護関連事業のステッキ類の売上が伸びる

 売上高の内訳は、室内装飾関連事業220億3百万円(同4.6%増)、その他の事業3億52百万円(同5.4%増)と共に増収であった。

 カーテンレール類は、住宅市場での高いシェアを維持する一方で、施設向けのカーテンレールなどが好調に推移した。また、省エネ関連製品の品揃えを強化した。

 ブラインド類も順調に売上を伸ばした。特に人気のある「コルト」シリーズの品ぞろえを拡充した。また、節電効果のある商品の追加投入も行った。

 しかし、間仕切り類は、東日本大震災に伴う仮設住宅需要増加の反動もあり、減収となった。

 その他の事業の介護関連事業は、順調に伸びた。新製品として、石突が4つある4ポイントのステッキを投入した。

 以上のように、間仕切り類を除いて、カーテンレール類、ブラインド類、介護関連事業のステッキ類の売上が伸びたことで、全体で増収となり、利益面では2ケタの伸びとなった。

■市場ニーズを的確に取り込んだ製品を開発し、競争力を高めると共に、提案力、プレゼンス力を向上させる

 今後については、2015年度売上高250億円を達成するために、国内市場、海外販売、新規領域での取組を掲げている。

 国内市場では、事業基盤の持続的成長を目指し、製品開発力、販売力を強化する。具体的には、ブラインド類で人気の「コルトシリーズ」の拡充、近時のインテリアトレンドに合わせたデザイン性の高いカーテンレール、省エネ等の社会的需要へ対応した製品提案など市場ニーズを的確に取り込んだ製品を開発し、競争力を高めると共に、提案力、プレゼンス力を向上させ営業力をアップすることで事業基盤の強化を狙う。

 海外販売に関しては、成長市場での売上拡大を目指し、売上目標としては、海外売上比率10%以上を掲げている。ターゲットは上位中間層向けの需要で、これを取り込み、売上を伸ばす計画。そのために、4月に国際調達部を新設し、最適なサプリチェーンを構築している。生産拠点としては、インドネシアのトーソー・インドネシアをマザー工場として、生産・供給能力を拡充する。一方で、大型物件の獲得活動を継続する。

 新規領域として、新たな事業領域の確立を目標としている。例えば、復興需要、官公庁物件、国内の大型施設、リフォーム・メンテナンスの案件等である。新規事業領域としては、M&Aを含めた介護関連事業の拡大、またはその他の新事業への領域拡大を視野に入れている。具体的な売り上げ目標としては、大型物件分野では現在の9億50百万円から15億円へ、新規事業領域では現在の3億50百万円から10億円を目標としている。

 以上の取組を進めることで、今期14年3月期連結業績予想は、売上高235億円(前期比5.1%増)、営業利益13億円(同47.5%増)、経常利益12億円(同39.2%増)、純利益6億50百万円(同58.5%増)と増収大幅増益を見込む。

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