インフォマート<2492>(東マ)は、7月29日に08年12月期中間業績を発表している。売上高12億2300万円(前年同期比12.4%増)、経常利益2億9400万円(同6.2%増)、純利益1億7100万円(同12.1%増)と順調に業績を伸ばしている。同社は、BtoBの食品の買い手と売り手をネット上でマッチングさせるシステムであるFOODS info Martを運営している。翌30日に決算説明会が開催された。
全体の売上は、EMP事業とASP事業から成り立っている。中間期のEMP事業の売上高は5億3600万円(同1.2%増)と微増であったが、ASP事業は6億8600万円(同23.0%増)と順調に伸びている。
微増となったEMP事業では、3システム統合の「ASP商談システム」の新規利用企業獲得は順調であったが、「食品食材市場・食材甲子園」の利用1年目の売り手企業の解約件数が増加し、利用企業が減少した。しかし、売上高全体では、売り手企業が掲載する商品カタログ等の情報量の増加により、「決済代行システム」、「アウトレットマート」の取引に関する売上高が増加し、システム使用料の減少をカバーした。
ASP事業は、引き続き「ASP受発注システム」の新規稼動が順調に伸びている。また、中国の餃子事件以来特に関心が高まっている食の安心・安全を守る流れから「ASP規格書システム」の新規稼動が増加し、順調である。
コスト面を見るとEMP事業の売上原価は2億3500万円(同14.9%増)、ASP事業の売上原価は2億300万円(同22.0%増)と売上の伸びより、コスト面での伸びが大きくなっている。これは、サーバーの増強によるデータセンター費、システム開発強化によるソフトウェア償却費が増加しているためである。また、営業員の増加、事務所の増床により販売管理費が嵩んだことによる。
しかし、利益面に関しては、ASP事業の利用企業数の増加によるシステム使用料が増えたことにより、先行投資のコストを吸収し、増益となっている。
中間期末の利用企業数を見ると、EMP事業では新規契約企業772社に対して解約企業数は873社となったことから101社の純減となりEMP事業の利用企業数は4284社となった。一方のASP事業は、新規契約企業1084社、解約企業178社で純増社数906社となり、ASP事業全体では1万3554社とこちらは順調に伸びている。
EMP事業の解約社数が増加したことについて、「日常業務の一部としてシステムを活用しなかったことから効果が得られなかった。日常業務の一部として活用していれば、解約数も減少していたと思われる。」と村上勝照代表取締役社長は答えている。
下期においてEMP事業では「ASP商談システム」に注力し、利用企業数予想値である5025社達成を目指すとしている。したがって下期で741社増やす計画である。
ASP事業では、「ASP受発注システム」の大型プロジェクト開始、「ASP規格書システム」が順調に進むことから1154社増の1万4708社を見込んでいる。
なお、中間期の月額顧客単価(ARPU)は、EMP事業1万5994円と横ばい、ASP事業8984円と第1四半期より432円アップしている。全体では1万833円と331円増加している。今期末の予想ARPUはEMP事業1万7000円、ASP事業9600円、全体で1万2000円としている。なお中期目標として、全体で2万円、社数2万社を目指している。
今期業績予想は、売上高27億4000万円(前期比20.4%増)、経常利益7億5000万円(同20.2%増)、純利益4億1300万円(同9.0%増)と最高益更新を見込んでいる。
なお、配当に関しては、中間期配当2840円(前中間期1550円)、期末2840円(前期末3960円)と年間170円増配を決定している。
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.08 |特集


