2014年 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」
高利回り銘柄

【配当特集】アールシーコア:ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売


■全国BESS展示場への新規来場者数は8,400件(前年同期比12%増)となる

 アールシーコア<7837>(JQS)は、ログハウスのオリジナルブランド「BESS」の販売、カントリーログハウスなどキット部材の製造販売(北米部門)を展開し、東京・代官山と神奈川県藤沢市で直営展示場2拠点を運営している。

 7月31日に発表された第1四半期連結業績は、売上高28億11百万円(前年同期比6.7%増)、営業利益1億14百万円(同1.2%増)、経常利益1億13百万円(同0.5%減)、純利益70百万円(同1.3%増)であった。

 重要な先行指標である全国BESS展示場への新規来場者数は、8,400件(前年同期比12%増)となり、拠点の拡充については、前期末から2拠点増加し、契約販社数26社、営業拠点数41拠点(直営2、連結子会社の株式会社BESSパートナーズ2、販社37)となった。一方、BESS事業全体(販社含む)の営業員数は、営業の新旧入替があり、成約稼動(トレーニング実施済み)ベースで横ばいの154名(前期末154名)にとどまった。

 第2四半期連結業績予想に対する進捗率は、売上高43.9%、営業利益95%、経常利益94.1%、純利益97.2%であった。売上高はほぼ計画通りのペースであるが、利益はかなりの高進捗であることから計画を上回るペースで推移しているものと思われる。

 しかし、今期通期については、売上面では消費増税前の駆け込み需要の反動減の影響を受けるが、前期末の契約残高(受注残高)が前々期末比11.9%増の67億33百万円と高水準であり、新規販社拠点の増加なども寄与して増収見込みとしているものの、利益面では資材価格上昇や職人不足に伴う原価上昇に加えて、商品競争力の強化、BESSの営業スタイル再徹底、拠点の拡充、既存拠点の移転拡大など、中期成長に向けた経営資源の集中投下を計画していることから、減益を見込んでいる。

 中期経営計画では、目標数値として17年3月期の契約棟数1900棟、売上高180億円、営業利益率8%、ROE18%を掲げている。以上のことを実現するために、重点戦略としてBESSブランドの深耕、営業拠点と営業員の拡充、展示場50拠点展開などを推進している。

 なお、配当に関しては、DOE(連結純資産配当率)を重視した長期的な視点での安定的配当を行うことを基本とし、株主の期待に沿うよう適切な利益還元に努めるとともに、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保の確保にも配慮していく考えであり、当面はDOEを7%程度まで高めることを目標としている。

コード番号:7837
市場:東証ジャスダック
売買単位:100株
決算期:3月
株価:1,090円(8月25日)
配当:年間42円(中間20円、期末22円)
1単位投資金額:1,090円×100円=10万9,000円
1単位投資利回り:22円×100株=2,200円
 2,200円÷10万9,000円=2.0%


●厳選 底値圏のマーケットで注目される「高配当利回り銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
  3月期決算  
 ・ソフトクリエイトHD<3371>(東1)  ソフトクリエイトHDは第2四半期と期末配当の上方修正を発表
 ・アールシーコア<7837>(JQS)   アールシーコア:ログハウスのオリジナルブランド「BESS」を販売
 ・第一実業<8059>(東1)  第一実業:株価はバイナリ発電装置の独占販売代理店契約を締結したことから出来高を伴い急上昇
 


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