パナソニックの業績好調、社名変更の経営戦略も注目

株価1,633円(10月20日終値) 単位株数1,000株

パナソニック パナソニック<6752>(東1)は、白モノ家電やAV機器など総合家電のトップメーカーである。10月1日付で松下電器産業から社名変更した。国内ブランドもパナソニックに完全統一し、グローバル展開を加速する計画だ。09年3月期の業績は計画を上回る可能性が高い。デジタル家電や白モノ家電の販売好調に加えて、原価低減効果などにより、社名変更費用や広告宣伝費の増加を吸収する模様だ。総合家電メーカーとして、世界市場の勝ち組となる可能性が高まっている点に注目したい。

〔株価診断〕 世界株安の流れで一気に1,300円台まで急落したが、その後は反発し、目先の底打ち感を強めている。急落からのリバウンドや、割安感が見直されたことに加えて、中間期の営業利益が計画を上回った模様という日本経済新聞の観測記事も刺激材料と考えられる。出来高も増加傾向であり2,000円台を回復すれば大底を確認する形だ。


●厳選 中長期的観点の優良5銘柄
銘 柄 記 事
・武田薬品工業<4502> 潤沢な資金でM&A活発化
・新日本製鐵<5401> 指標面での割安感が台頭
・パナソニック<6752> 業績好調、社名変更の経営戦略も注目
・ファナック<6954> 圧倒的シェア、高収益、無借金が強み
・トヨタ自動車<7203> 日本を代表する超優良企業

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.10 |特集