朝日工業:全ての工場、事業所で環境負荷低減を強力に進める
■2年連続でゼロエミッションを達成

朝日工業のHP 朝日工業<5456>(JQ)は、鉄鋼建設資材事業、農業資材事業、環境サービス事業の3事業を行っている。関連企業には、環境科学コーポレーション、上武エコ・クリーン、上武産業、テイ・アンド・アイの4社。
 まず、鉄鋼建設資材事業では、鉄スクラップを原料として、異形棒鋼・構造用鋼・ねじ鉄筋の製造・販売を行っている。農業資材事業では、種苗の生産・販売、肥料の製造・販売、乾牧草の輸入・販売を行っている。環境サービス事業では、環境アセスメント・調査・分析を行い、ダイオキシンの分析も行っている。また、解体家屋のがれき類・木くずの中間処理を行い、その過程で生産される砕石・砕砂の製造・販売も行っている。
 同社は、「環境企業」を目指し、事業の柱がリサイクルであるように、全ての工場、事業所で環境負荷低減を強力に進めている。
 まず、製鋼電気炉ダスト処理設備(RHF)の稼動により廃棄物の再資源化を推進。また、周辺地域に配慮し、集塵機による粉じんの飛散防止。更に、肥料製造時に発生する臭気に対し、各工場では土壌脱臭装置および蓄熱脱臭装置などを設置し、環境に配慮した生産に努めている。
 一方、二酸化炭素排出量低減へ向けた取り組みとして、重油から天然ガスへの燃料転換を2010年に計画している。現在は燃料転換に向けた工事を順調に進めている。また、モーダルシフトの推進として、鉄鋼建設資材事業では、二酸化炭素排出量の削減策の一環として、トラック輸送から、より環境負荷の少ない鉄道輸送に転換するモーダルシフトを実施しています。このモーダルシフトによりトラック輸送時に比べ、70%以上の二酸化炭素排出量の削減が可能となる。
 蓄積された技術やノウハウをもとに、「21世紀型先進的環境企業」への進化を図っている。その成果は、2007年に引き続き2008年もゼロエミッション(排出ゼロ)達成に表れている。

●環境関連銘柄特集:ストップ汚染・地球温暖化(順不同)

銘 柄 記 事
・ユビキタスエナジー<3150>(JQ) ユビキタスエナジー:エネルギーコストソリューション事業は順調
・パシフィックネット<3021>(東マ) パシフィックネット:環境にやさしい循環型社会の構築に貢献
・タケエイ<2151>(東マ) タケエイ:多様なニーズに迅速に対応する「総合環境企業」を目指す
・朝日工業<5456>(JQ) 朝日工業:全ての工場、事業所で環境負荷低減を強力に進める
・松田産業<7456>(東1) 松田産業:貴金属事業では「東アジアNo.1のリファイナー」を目指す


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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2009.10 |特集