翻訳センターはリーディングカンパニーとして業界基準を築く

翻訳センターのホームページ 翻訳センター<2483>(HC)の09年3月期は、11.8%増収、営業利益19.0%増の4.8億円、純益21.9%増の2.5億円、1株利益も19,098円54銭、上場以来記録を更新し続けている。期末配当は連続500円増配の1株当たり4,000円を予定している。昨今の景気後退局面といえども、技術・製品のグローバル展開には外国特許翻訳が、また、グローバル展開を急ぐ医薬品会社にも翻訳は不可欠である。実際、部門別売上高も特許(構成比38.4%)、医薬(同30.6%)など、翻訳事業の特性のひとつ下方硬直性を実績で物語っている。
 現預金8億円強、純資産15億円と強固な財務基盤はシナジーを生む周辺業務へのM&A実施など有効活用できる強みがある。既に、09年12月期の黒字化が射程距離に入った「HC Language Solution,Inc.(米国)」、在中日系企業を対象に翻訳サービスを提供するために設立した「北京東櫻花翻訳有限公司」(営業開始8月)、語学力を備えた人材の派遣・紹介を目的とする人材派遣会社「(株)HCランゲージキャリア」設立(営業開始10月)、など積極的に業容拡大に取り組んでいる。
 株価は142,000円(9/29)を高値に底値を探る動きだが、最高業績を更新し続け、翻訳業界のリーダーカンパニーとして、業界基準を築いている実力が見直される日は遠くない。時価102,800円(11/28終値)。予想利回り3.9%、PER5.37倍。

●最高益更新銘柄 「増益維持」はキラリと光る存在(順不同)

銘 柄 記 事
・川崎近海汽船<9179>(東2) 川崎近海汽船は主力の近海部門中心に内航、フェリー部門とも好調
・セントラル警備保障<9740>(東1) セントラル警備保障 無理なく事業の拡大推進
・翻訳センター<2483>(HC) 翻訳センターはリーディングカンパニーとして業界基準を築く
・ツクイ<2398>(JQ) ツクイ 「成長と収益のバランス」を重視した経営方針の下、業績順調
・マークテック<4954>(JQ) マークテックは7期連続の最高益更新へ、今期2ケタ成長見込む
・アクセル<6730>(東2) アクセル 独自の技術力を強みに差別化を図り上場以来5期連続の増収増益基調を継続
・日本電気硝子<5214>(東1) 日本電気硝子はディスプレイ・光関連の電子部品用ガラスが好調
・日本電産<6594>(東1) 日本電産はコア事業のHDD用好調、営業益、純益とも最高益更新で増配

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.12 |特集