マークテックは7期連続の最高益更新へ、今期2ケタ成長見込む

マークテック株式会社 マークテック<4954>(JQ)の、08年9月期連結決算は、連続して増収増益となり最高益を更新、期末配当を1株あたり5円増配し35円とした。
 当期は非破壊検査事業は、探傷装置が、鉄鋼、自動車両業界の好調な需要に支えられて売上高4,280百万円(前年比17.8%増)、営業利益1,179百万円(同7.7%増)となった。また、マーキング事業は好業績を背景に大型設備投資を行った鉄鋼および造船業界からの受注により、売上高2,601百万円(同9.5%増)、営業利益869百万円(同10.0%増)となり、全体として6期連続して売上高並びに利益で過去最高を更新した。
 09年通期連結業績については、当面景気低迷基調が続くとしながらも、選択と集中に徹し、非破壊検査では、磁粉探傷・浸透探傷・過流探傷・自動観察などによる「表面探傷の総合メーカー」、鉄鋼産業向けに素材から製品にいたる「マーキングの総合メーカー」を目指すとともに、その総合力による海外市場の開拓を積極的にすすめ、グローバルプレーヤーへの飛躍を図る。また、厳しい経営環境の打開に向けて、それぞれの事業部門が更に一段の、シェア拡大に取り組み、中期計画に掲げた09年9月期連結業績目標、売上高8,126百万円(前期比14.7%増)、営業利益1,513百万円(同20.6%増)、経常利益1,573百万円(同19.8%増)、当期純利益747百万円(33.4%増)の2ケタ成長を達成し、7期連続での増収増益を目指す。
 株価は1080円(12/3終値)でのもみ合いが続いているが、いよいよ上値への挑戦が始まる地合いとなっている。

●最高益更新銘柄 「増益維持」はキラリと光る存在(順不同)

銘 柄 記 事
・川崎近海汽船<9179>(東2) 川崎近海汽船は主力の近海部門中心に内航、フェリー部門とも好調
・セントラル警備保障<9740>(東1) セントラル警備保障 無理なく事業の拡大推進
・翻訳センター<2483>(HC) 翻訳センターはリーディングカンパニーとして業界基準を築く
・ツクイ<2398>(JQ) ツクイ 「成長と収益のバランス」を重視した経営方針の下、業績順調
・マークテック<4954>(JQ) マークテックは7期連続の最高益更新へ、今期2ケタ成長見込む
・アクセル<6730>(東2) アクセル 独自の技術力を強みに差別化を図り上場以来5期連続の増収増益基調を継続
・日本電気硝子<5214>(東1) 日本電気硝子はディスプレイ・光関連の電子部品用ガラスが好調
・日本電産<6594>(東1) 日本電産はコア事業のHDD用好調、営業益、純益とも最高益更新で増配

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.12 |特集