提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2009.09 |特集
三栄建築設計:09年8月期業績は最高益更新を見込む |
■1株当たり純利益は4万8183円 戸建住宅の三栄建築設計<3228>(名セ)は、7月9日に09年8月期第3四半期決算短信を発表している。 売上高214億8300万円(前年同期比33.0%増)、営業利益13億1800万円(同0.3%減)、経常利益11億2100万円(同13.7%増)、純利益5億6400万円(同6.6%増)と大幅増収であったが、利益面は営業減益、経常2ケタ、最終1ケタ増益と利益面の伸びは売上ほど伸びなかった。 同社の手がける戸建住宅は人気があり、同業他社がリーマンショックの影響で、単価を引き下げ販売している中でも、同社は計画通りの価格で販売したことで、リーマンの影響は比較的少なかった。 第3四半期末のキャッシュ・フローを見ると、営業キャッシュ・フローは、物件がよく売れたことで、58億6000万円。投資キャッシュ・フローは、定期預金の払い戻しがあったことから6100万円となった。財務キャッシュ・フローは、短期借入金による収入が62億3500万円あったが、短期借入金101億1200万円を返却したことで、△49億2000万円となった。期末の現金及び現金同等物の残高は31億6100万円と、08年8月期末より10億100万円増加している。自己資本比率は33.9%と8.7ポイント改善。 09年8月期業績予想は、売上高300億円3700万円(前期比8.3%増)、営業利益25億3500万円(同10.0%増)、経常利益21億900万円(同12.7%増)、純利益11億3800万円(同11.3%増)を見込む。 尚配当は、期末4000円。 前期09年8月期業績は最高益更新予想であり、今期1株当たり純利益は4万8183円を見込む。株価は9月11日現在で21万円。最高益更新企業としては余りに割安。しかし、出来高が少なく、流動性に乏しいことが欠点。 |
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