株式投資に関する質問

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Q.最近、相場格言を目にすることがあります。パソコンの発達した今の世で参考となりますか。仮に、参考とするなら、どのような相場の場面で使えばよいでしょうか。

答えそうですね、ご指摘の通り、コンピューターの発達している今日では、大きくは役立たないと思います。コンピューターのなかった昔、いろいろな成功、失敗の経験や体験を教え伝えたのが格言です。今流で言えば、成功例、失敗例をデータ化したものが格言といえるでしょう。

 現在は、パソコンの発達で、こうした「言葉」より、「データ」として相場の強弱等を判断します。皆さんが、よく目にされる、「26週線乖離率が30%となったから天井」、あるいは「26週線乖離率がマイナス30%となったから底値」といった使い方をします。東洋経済の株価CD−ROMを開けば、株価の天底を判断するデータが満載です。

 ただ、最終的にそうしたデータを使うのは人です。人には、感情や欲がついているから厄介です。コンピューターのデーター通り動けばよいのですが、その通り動かない、あるいは動きたくないのです。それが、人間らしいといえば人間らしいのですが。「コンピューターより自分のほうが優れているという判断」をする人はいません。しかし、「今度の相場は材料が大きいから、コンピューター通りには行かないだろう」という判断になるのです。つまり、多くの投資家の皆さんは、「材料」ということに、目くらましをされるのです。当然、材料は過去のものとは違うわけですから、新鮮にかつ今までにないすばらしいものに見えます。悪く言えば、株を売り込もうとする側はそこを利用します。多くの投資家をその気にさせるような材料・シナリオをいかに上手に作るかです。

 株価が天底をつける時は、投資家の気持ちは、どうしても過度に触れやすいものです。自分の都合の良いほうに解釈するものです。こうした相場の天底の時に自分を戒める意味で「格言」は役立つと思います。しかし、繰り返しますが、格言は相場判断の主役ではありません。あくまでも、主役はパソコンであり、格言はその補助的なものです。

上がった株は自分の重みで下がる=犬丸正寛の相場格言
立派な本社ビルを建てたらいったん売り=犬丸正寛の相場格言
顔色が悪い社長の会社の株は買うな=犬丸正寛の相場格言
素人がプロに勝てるのは時間である=犬丸正寛の相場格言
二度買うべし二度売るべし=犬丸正寛の相場格言
買い難い相場は上がる=犬丸正寛の相場格言