>>【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
クックパッドは増益率鈍化、会員数の増加数が株価予想の鍵になる
■有料会員数が順調に増加

クックパッドHP クックパッド<2193>(東マ)の業績が好調に推移している。料理レシピの投稿・検索等が可能な「クックパッド」および「モバれぴ」をウェブサイトおよびモバイルサイトで運営しているが、ここへきては特にモバイルサービス強化に注力。既存利用者の満足度向上に取組んだほかアイフォーン向けアプリなど新デバイス対応も進め、有料会員数が順調に増加している。

 また、既存顧客を中心としてレシピマーケティングを積極的に展開、顧客商品の認知度が向上により商品の売上増に反映されつつある。この結果今2011年4月期中間決算では売上げが15億4500万円と前年同期比73%も増加し、営業利益も8億6400万円と同2.1倍の大幅な伸びを記録した。

 通期の業績については売上げ32億5200万円と前期比47%増、営業利益14億8600万円と同40%増益を見込んでいる。ただ、好業績にも関わらず株価は反応薄で、やや材料出尽くしてきな動きも感じられる。四半期ベースで見ると第1四半期の営業利益3億9400万円に対し、後半のそれは4億7000万円と一時に比べやや増益率が鈍化していることが響いているようだ。

 業績向上の源泉となる利用者数の増加がなお継続するかどうかが株価、業績を見る上での注目点だ。今期第3四半期の累計決算は3月4日に予定されている。

●【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
・ミクシィ<2121>(東マ) ミクシィは株価先行、再人気化には来期の大幅増益が必要不可欠に
・グリー<3632>(東1) グリーは増益ペースが高まる、海外展開の成否が株価の行方を決定
・ディー・エヌ・エー<2432>(東1) ディー・エヌ・エーは足元の増益織り込む、海外展開の動向に注目
・カカクコム<2371>(東1) カカクコムは来期業績が注目点、高成長路線評価を満たすかが鍵に
・サイバーエージェント<4751>(東マ) サイバーエージェントは大幅増益を見直す、原動力は会員数の増加
・デジタルガレージ<4819>(JQS) デジタルガレージはツイッターの成長性を取り込む相場展開に
・ドワンゴ<3715>(東1) ドワンゴは「ニコニコ動画」の成長力に期待、今期は増額が有力に
・クックパッド<2193>(東マ) クックパッドは増益率鈍化、会員数の増加数が株価予想の鍵になる
・楽天<4755>(JQS) 楽天は株価の先行に一巡感、業績のフォローを見守る局面へ移行
・ボルテージ<3639>(東マ) ボルテージは「GREE」向けのソーシャルアプリがヒット
・アイフリーク<3845>(JQG) アイフリークは分割落ち妥当値下回るが出直り余地
・イー・ガーディアン<6050>(東マ) イー・ガーディアンは妥当株価を模索する動きが続く
・インタースペース<2122>(東マ) インタースペースはソーシャルメディア事業へ本格参入
・クルーズ<2138>(JQS) クルーズはソーシャルゲーム関連人気の波及で急騰特性に弾み
・フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ) フライトシステムコンサルはソーシャル事業を本格始動!

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