>>【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
サイバーエージェントは大幅増益を見直す、原動力は会員数の増加
■会員数の増加の勢いがポイント

サイバーエージェントのHP サイバーエージェント<4751>(東マ)が強調相場を継続、株価は2006年以来の水準にまで買い進まれてきている。株価強調の根源は業績の伸び。今2011年9月期第1四半期の営業利益は35億5800万円と前年同期比68%の増益を達成、市場の事前予想を上回ったことで見直し買いが膨らんできている。

 パソコン向け仮想空間「アメーバピグ(ピグ)」の会員数が昨年末現在で1292万人と前年同期比末現在の728万人から急増している。つれて仮想空間内での広告や有料アイテム販売が伸びていることが好業績の要因。

 今期の営業利益は110億円と(前期92億2500万円)の見通しだが、アナリスト筋は今期の増額、来期の大幅続伸を想定する声が強く、レーティングの引き上げも相次いでいる。

 ただ、今期のPERは22倍に達しており、来期の大幅増益を織り込んでも決して割安な水準ではない。それをさらに上回るだけの急激な利益の伸びを確保するかどうかだが、当面は会員数の増加の勢いがどこまで続くかがポイントになる。

●【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
・ミクシィ<2121>(東マ) ミクシィは株価先行、再人気化には来期の大幅増益が必要不可欠に
・グリー<3632>(東1) グリーは増益ペースが高まる、海外展開の成否が株価の行方を決定
・ディー・エヌ・エー<2432>(東1) ディー・エヌ・エーは足元の増益織り込む、海外展開の動向に注目
・カカクコム<2371>(東1) カカクコムは来期業績が注目点、高成長路線評価を満たすかが鍵に
・サイバーエージェント<4751>(東マ) サイバーエージェントは大幅増益を見直す、原動力は会員数の増加
・デジタルガレージ<4819>(JQS) デジタルガレージはツイッターの成長性を取り込む相場展開に
・ドワンゴ<3715>(東1) ドワンゴは「ニコニコ動画」の成長力に期待、今期は増額が有力に
・クックパッド<2193>(東マ) クックパッドは増益率鈍化、会員数の増加数が株価予想の鍵になる
・楽天<4755>(JQS) 楽天は株価の先行に一巡感、業績のフォローを見守る局面へ移行
・ボルテージ<3639>(東マ) ボルテージは「GREE」向けのソーシャルアプリがヒット
・アイフリーク<3845>(JQG) アイフリークは分割落ち妥当値下回るが出直り余地
・イー・ガーディアン<6050>(東マ) イー・ガーディアンは妥当株価を模索する動きが続く
・インタースペース<2122>(東マ) インタースペースはソーシャルメディア事業へ本格参入
・クルーズ<2138>(JQS) クルーズはソーシャルゲーム関連人気の波及で急騰特性に弾み
・フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ) フライトシステムコンサルはソーシャル事業を本格始動!

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