>>【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」
グリーは増益ペースが高まる、海外展開の成否が株価の行方を決定
■海外展開の成功がキーポイント

 グリー<3632>(東1)は2月2日の戻り高値1364円にチャレンジの勢いを見せている。今2011年6月期中間決算は営業利益が131億4600万円と前年同期比46%の大幅増益を達成した。

 大手通信事業者との連携やTV−CM放映等によるプロモーションに取り組み、モバイル・PC向けSNS「GREE」のユーザー数がモバイル・PC合計で2383万人に達し、広告、アプリなどの収入が増加した。

 四半期ベースで見ると前2010年6月期は第3四半期、第4四半期と営業利益は52億円台で停滞していたが、今期に入り第1四半期62億円、第2四半期69億円と再び増益ペースが高まってきたことが株価見直しの最大のポイントだろう。

 また、中国でのモバイルコンテンツ展開の足掛かりとして、中国最大級のインターネットサービス企業であるテンセント社と業務提携を締結したことも、今後の期待材料として株価の上げを促進した格好だ。ソーシャルゲーム市場は国内市場にそろそろ頭打ち感が台頭するタイミングを迎えているだけに、海外展開の成功が新展開入りへの最大のキーポイントになりそう。

●【特集】facebookブーム到来で気になる「SNS関連銘柄」(順不同)

銘 柄 記 事
・ミクシィ<2121>(東マ) ミクシィは株価先行、再人気化には来期の大幅増益が必要不可欠に
・グリー<3632>(東1) グリーは増益ペースが高まる、海外展開の成否が株価の行方を決定
・ディー・エヌ・エー<2432>(東1) ディー・エヌ・エーは足元の増益織り込む、海外展開の動向に注目
・カカクコム<2371>(東1) カカクコムは来期業績が注目点、高成長路線評価を満たすかが鍵に
・サイバーエージェント<4751>(東マ) サイバーエージェントは大幅増益を見直す、原動力は会員数の増加
・デジタルガレージ<4819>(JQS) デジタルガレージはツイッターの成長性を取り込む相場展開に
・ドワンゴ<3715>(東1) ドワンゴは「ニコニコ動画」の成長力に期待、今期は増額が有力に
・クックパッド<2193>(東マ) クックパッドは増益率鈍化、会員数の増加数が株価予想の鍵になる
・楽天<4755>(JQS) 楽天は株価の先行に一巡感、業績のフォローを見守る局面へ移行
・ボルテージ<3639>(東マ) ボルテージは「GREE」向けのソーシャルアプリがヒット
・アイフリーク<3845>(JQG) アイフリークは分割落ち妥当値下回るが出直り余地
・イー・ガーディアン<6050>(東マ) イー・ガーディアンは妥当株価を模索する動きが続く
・インタースペース<2122>(東マ) インタースペースはソーシャルメディア事業へ本格参入
・クルーズ<2138>(JQS) クルーズはソーシャルゲーム関連人気の波及で急騰特性に弾み
・フライトシステムコンサルティング<3753>(東マ) フライトシステムコンサルはソーシャル事業を本格始動!

>>総論へ戻る