積水化学工業はライフライン事業にメリット

 積水化学工業<4204>は、住宅事業、環境・ライフライン事業、高機能プラスチックス事業を展開し、塩化ビニール樹脂管や建材の大手メーカーである。事業領域は建築、自動車、エレクトロニクスと多岐にわたる。景気対策では環境・ライフライン事業へのメリットが期待される。またシンガポールに新会社を設立し、老朽化した下水道管を再生する事業を、アジア地域で本格的に展開する方針だ。

〔株価診断〕 年初来安値圏の400円台割れから急反発し、一時は600円台まで回復した。その後は500円台でやや調整局面となっているが、指標面に割高感がなく、需給面で見ても信用買い残は低水準だ。上値抵抗となっている13週移動平均線を回復すればトレンド転換の可能性が高まり、出直り本格化も期待される。

株価528円(12月2日終値) 単位株数1,000株

●中国の景気対策関連特集(順不同)

銘 柄 記 事
・東レ<3402> 東レは材料性見直しで戻り歩調の展開に期待
・トクヤマ<4043> トクヤマは急反発してトレンド転換に期待
・積水化学工業<4204> 積水化学工業はライフライン事業にメリット
・太平洋セメント<5233> 太平洋セメントは景気対策のメリットに期待
・コマツ<6301> コマツは中国関連の主力株で材料性も考慮すれば出直り期待大
・クボタ<6326> クボタはインフラ整備関連の事業多彩で戻り歩調の展開も

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR 2008.12 |特集